うそでしょう!と思うかもしれませんが、いい人が入るまで何回も人を入れ替える社長さんがいました。その社長さんに聞いてみると「あるコンサルタントから聞いたんだ。中小企業ではいい人が入るのは100人に1人の割合と言っていた。」と言うのです。本当にコンサルタントがそんな事を言ったのか定かではないのですが、まともにそれを受けて次から次へと人を入れ替えるのです。そんな結末を語ります。
人を入れ替える基準と言っても、「社長本人の主観」でしかないのです。営業部門、間接部門、製造部門など関係なく入れ替えるのです。それも恐ろしい事に、各部門のキーパーソンまで平気で入れ替えるのです。
入れ替えると言うのは、会社を辞めてもらい新しい人を取る行為なのです。会社のクオリティーやお客様の事を考えず平気で実行するのです。流石にお客様に与える影響が大きいので、「辞めて下さい」と言うと!
お客様は会社に付いているので、担当営業を入れ替えても大丈夫だ!
と言う始末なのです。
さて、ここで社長本人の主観について説明したいと思います。難しい事はありません。社長の主観=自分の言うことを忠実に聞いて実行する人なのです。いわゆるイエスマンです。ただこれだけです。
当然ながら業績は落ちていきます。でも落ちていくのは社員の働きが悪いからだ!と思っているので、自分のやってきた事を反省することはありません。さらに人の入れ替えを実行するのです。
各部門のキーパーソンまで辞めさせていくので、新たにその部門の「まとめ役」を任命し、その「まとめ役」が結果を出さなければ、又、入れ替える。その繰り返しなのです。結果と言っても直ぐに出るとは限りません。ただ、我慢も出来ないので、チャンスらしいチャンスも与えないのです。さらに始末が悪いのは社長本人が凄くプライドの高い人なのです。普通であれば、業績の見通しが思わしくなければ様々な手を打っていかなければなりません。最悪の場合は、会社規模を縮小するとか、会社を整理することまで、考えなくてはならないのですが、引き続き求人を出し、ひたすら突き進むのです。それが会社が良くなる唯一の方法と信じているのです。
(辞めさせていくやり方なのですが、無理難題を吹っかけていきます。その難題をクリアしなければ、どうして出来ないのか?じわじわと追い込んでいきます。追い詰められた本人は、元々、無理難題で実現不可能なので、あきれてしまい。この人には付いていけないと考え自ら辞めていくのです)
勿論、経費は極限まで切り詰めますが、誰も社長本人の行動を止められません。ましてや助言をしても聞き入れることはしません。
そして行き着く先は資金がショートするまで行くのです。資金がショートした先は「倒産」です。ただ「倒産」しても反省はしていません。
これホントの話なのです。うそでしょう!と思うかもしれませんが、世の中には色んな社長さんがいるのです。気を付けましょう。
今日はここまでです。最後まで読んでくれてありがとうございます。
今日も一日良い日でありますように。
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