人を粗末にする管理職たち

会社

何故か?本当に?と首をかしげたくなるのですが、人を粗末に扱う管理職たちがいます。一見、外野から見ていると愛情の裏返しで厳しく育てているのかなぁ~?とも思いますが、良く見ると愛情の欠片もないのです。今日はそんな話をして見たいと思います。

管理職たちと言うのは、ここでは社長・役員を含めた人たちのこととさせて下さい。本来、管理職と言うのは会社から与えられた課題や部として計画した目標の為に、部員を一つに纏め、課題解決や目標の達成に向けて、色々と考えながら先頭に立って良い方向へと導くポジションであります。そして、もっとも重要なミッションは人を育てることにあると思うのです。「企業は人なり」と言いますが、会社を成長させて行く為には人財の育成は必要不可欠なのです。

人を粗末にする会社は「企業は人なり」と言う言葉とは無縁です。ましてや会社を今後も成長させる為にはどうしたらいいのか?真剣に考えていないのです。今、自分がいる間だけ良ければいいと考えている管理職たちが大半なのです。

さて、このような管理職たちを観察して見るとその特徴が分かります。

1.一見、優しそうに見えますが、陰では陰口を吐いている。

2.もっともらしい事を言うが、実は何も考えていない。

3.問題意識・危機意識がない。

4.今ある仕事は一生懸命やるが、そこから仕事を広げようとしない。

5.新しい事をやることに凄く抵抗感を持っている。

6.人に対する評価もいいかげんである。

7.可愛がっていた部下さえも平気で切り捨てる。

8.人の良い所を見てそこを伸ばしてあげようとは考えていない。

9.人のダメな部分だけを指摘して、相手のやる気を削ぐ。

10.楽しそうに仕事をしていない。何故かいつもイライラしているように見える。

もう本当に悲しくなりますが、こんな特徴が見え隠れしているのです。

こんな管理職たちは自分たちの好き嫌いで人を判断してしまう為、一度、この人、嫌いとなったら、物凄く冷たく接するようになり、どんどん退職する方向へと追い込んでいくのです。

彼らの頭の中は「気に食わない人は辞めてもらって新しい人を取ればいいんだ!」と言う考えなのです。

管理職たちに社長や役員も含めたのは、実は、このようなやり方を許している会社全体の体質に問題があるのです。

人を入れ替えたらどうなるか?

1.新しい人が入ってきたら「1」から教えなければならない。

2.人を採用するのにコストがかかる。

と言う事を考えていなのです。

むしろ、こう考えているのです。

1.新しい人は仕事が出来そうだ!

2.給料も安く抑えて採用出来るだろうからラッキーだ!

と残念ですが、こんな事を考えているのです。

こんな考えの管理職たちでも今ある仕事は一生懸命やります。ただ、いつまでもその仕事が続くとは限らないのです。そうなると、どうなるでしょうか?

当然、業績は下降していきます。下がった業績を立て直すのは並大抵ではありません。今まで、会社の成長を考えてこなかったツケが回ってくるのです。

こうなると、始まるのがリストラです。管理職たちは自分たちを守る為に必死になります。平気で部下たちを切り捨てていきます。(色々と難癖をつけて退職に追い込んでいきます)

そして残った自分たちで、何とか仕事をこなしているのです。恥も外聞もないのです。それで踏ん張れるか?と言えば、ある期間は踏ん張れるのですが、やはり踏ん張るのも限界があるので、長続きはしないのです。じわじわと肉体的にも精神的にもくたびれてきます。

くたびれてくると、やっぱり、新しい人を採用しようとなります。ただ、教えている時間が十分に取れないので、教え方も(雑)になりがちで、新しく入社した人たちは、「この会社大丈夫かな?」となり数か月も経たないうちに逃げられてしますのです。

このような会社を見てきて色々と思うことはありますが、僕が一番感じた事は、会社に寿命があるとしたら、「人を粗末にすると・・・」巡り巡って自分たちに大きな代償として返ってくると言うことなんです。=会社の寿命を自分たちの手で終わらそうとしているのです。自分たちだけは大丈夫!定年までは安泰だ!なんてことは絶対にないのです。

今日はここまでです。最後まで読んでくれてありがとうございます。

今日も一日良い日でありますように。

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