人手不足だけど、業績が悪い!給料が安い!と言う流れの中で、このままだと内の会社「ヤバイ」よな。と思っていても、中々流れを変えられないもどかしさがあります。何とかみんなで協力して流れをいい方向に持っていくことは出来るのか?今日は、「会社の流れを変えられるのか?」をテーマに書いて見たいと思います。
流石に、昇給もない。ボーナスも雀の涙、尚且つ、人が足りないので仕事は大変となれば、何とかしたいと誰でも思うはずなのですが、実は、こんな状況でも何とかなると思っていると言うか、危機的状況を理解していない人たちがいるのです。
えっ!それってどんな人?
1.社長
・内は営業外収益もあるし、大丈夫。
・業績は落ちているど、過去の歴史を振り返れば、こんな時もある。それでも内の会社は持ち直してきたんだ。だから大丈夫。
2.社員
・毎月の給料も振り込まれているし、何だかんだ言っても問題ないでしょ!
・会社に全く関心ない。危機感を感じていない。
こんな人たちが本当にいるのです。
逆に、危機感を抱いている人たちはと言うと・・・・
・厳しい条件でも仕事を取ってくる。
・営業が取って来た仕事を少しでも利益を出すために、関係各署に頭を下げながら仕入れ価格などを1円でも安くしてもらう努力を続ける。
・何とか仕事がもらえるように新しい商品の開発、新しいサービスの発案で、この難局を打開しようとする。
さらには、このように努力している人たちの中から、会社側に対して、このままじゃダメだと思い!ダメな部分を指摘して改善して欲しいと、上層部に直談判する人たちが出て来ます。
直談判したら会社は変わるのか?
残念ながら変わらないのです。
何故なら前述でも言ったように、危機を感じていない人たちや会社に無関心な人たちがいるからなのです。そんな人たちにダメな部分を指摘しても何にも響かないのです。特に会社の上層部の中には、危機感があっても社長にモノ申す事が出来ない。自ら火中の栗を拾うのを躊躇する輩がいると全く会社は変わらないのです。最悪なのは、危機的状況を察知していながら、自らの保身と言うか自分の在任中だけ凌げればいいと考える者までいるのです。
でも社長本人は本当の所、どうなの?となるのですが・・・・
このような状況下での社長の行動にも大きく分けて3つのパターンがあります。
1.何もしない。幹部に任せきり。
2.組織の改造を試みるが、幹部の処遇はそのままだったり、逆に変な人事異動をしてしまう。
3.自らは社長を退き、改革出来る人に託す。
実際、このままではマズイと感じていても、中々行動に移せないのは、「何から手を付けていいのか?分からない。」場合が多いのです。
そうなると、気心の知っている近しい方やプロのコンサルティングに相談をする事になるのです。相談した後の結果としては・・・当然ながら、表面的な対策をするようになります。
・コストカットです!
不採算部門の撤退、人員整理、経費の見直しなど
そうなると、ほとんどの人が内心では・・・将来に対する不安に陥りやすくなります。自分はどうなるだろうか?と・・・・もう会社の事ではなく、自分の事で頭が一杯になってしまうのです。
有志の人たちが頑張って何とかいい流れに引き戻そうと行動していても、大半の人たちが、揺れ動く感情の中で不安を募らせ自分の事で一杯一杯になってしまったら、流れを変える事は現実的に難しいのです。何を言っても響かないし、自ら何か行動を起こすことはないのです。
過去、大小関係なく会社が無くなっていく姿の状態って言うのはそのような感情に流され自分の保身を一番に考えてしまった結果、何も行動出来ずに行き詰ってしまっているのが、ほとんどだと思うのです。
じゃ~あ、流れを変えるには本当の意味で何が必要かと言えば、日々、問題意識を持って仕事に取り組む姿勢が必要なのです。(けっして、悲観的な意識の持ち方ではなく、前向きにもっと会社が良くなるには?どすればいいのか?と言う意識を持ち続けることなのです)
流れはいい時もあれば悪い時もあります。悪い時が来たときに、どうしようと右往左往しても時はすでに遅しで、悪い流れを止める事はなかなか難しいのが現実なのです。
逆もしかりで、いい流れであっても、時として外部の環境に影響されて、ガラッと流れが悪い方向に陥るケースだってあるのです。どんなに注意していても起こりえることなんです。
今の世の中を見て見ると
・情報のスピードや多さ。
・色んな面でボーダーレスになりつつある。
・商売が上手くいっていると直ぐに真似される。
・サービスやモノの価値観が変わりやすい。
・国内とか海外とか関係ない。
こんな状況下では、想定外の事が起きても不思議ではないのです。
本当に立ち直った会社を見て見ると、普段からみんな一人一人がそれぞれ、問題意識を持って仕事に取り組んでいるのです。自分の仕事をやりながら・・・
・新し仕事のやり方を考えたり
・新しいサービスの開発を進めて見たり
・新しい商品の開発の為、試作機を作ったり
だから本当にピンチになっても大丈夫なのです。踏ん張れるのです。
さて、流れを変えれない会社の顛末と言うのは、このままじゃ「ヤバイ」と感じて努力してきた社員が、流れを変える事が難しいと感じた時に、自ら会社を辞めていきます。残った社員はと言うと、いつもどおり自分の与えられた仕事をやるだけです。仕事量が少なくなれば、一日の仕事配分を考えてゆっくりやるだけなのです。上層部はと言うとひたすら固定費のカットを繰り返します。そしてリスクの大きい仕事を取ってきては赤字を垂れ流すことを繰り返すことになるのです。そうやって、どんどん会社の体力が落ちていくことも考えずに・・・・・あとは成り行きまかせとなっていくのです。
残念ですが・・・・これも現実な場面の一コマなのです。
今日はここまでです。最後まで読んでくれてありがとうございます。
今日も一日良い日でありますように。
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