会社を思っている人が会社を去り、口が上手い人が会社に残る理由

会社

会社には色んな人たちが働いています。そんな中、会社の事を本当に思っているのに(憂いている)会社を去る人、会社の事を深く考えずただ単に口上手く会社の中を泳いで長く会社にいる人がいます。今日は、その理由について書いていきます。

会社を思っている人(憂いている人)

このような人は、「このままで本当にいいのか」と真剣に一人考えていることが多いのです。特に会社の業績があまり思わしくないと尚更、考えてしまうのです。

そしてこのままではいけないと行動や発言で自分の考えを示そうとします。

会社の幹部に対して

・既存のお客様をもっと大切にした方がいい。

・トラブルなど起きたら率先して幹部が真っ先にお客様の所に行って謝罪と対応策に関して説明した方がいい。

・会社の強みを生かすならもっとスペシャリストを育てるような体制にシフトしていかないと、他社には勝てない。

と意見を言ったりします。でも、けってして無理な意見は言っていないのです。あくまでも会社の現状を見て話しをしているのです。

意見を言うと言うことは自分の言葉に責任をもっている。と言うことなので、本当に真剣なんです。

又、仕事も今、自分が出来ることに最善を尽くしていきます。

自分の行動がお客様から見たらそのまま会社の評価に繋がることを良く理解しているのです。

・とにかく、お客様の所に足繁く通う。

・お客様が抱えている問題や悩みを聞き出して、何とか内の会社でお役に立てることがないか?よ~く考えた提案を企画書として提出する。

こうして地道な努力を重ねているのです。

こうした一人の行動や発言で社内から一人でも二人でも賛同してくれる人たちが出てくれば、モチベーションも高くなって気持ち的にも前向きになっていけるのですが、そうならないのが、実は現実なんです。

会社の幹部はどう思っているか?と言うと・・・

・いちいちうるさい。

と思っているだけで、真剣に受け止めようよしないのです。

他のスタッフはと言うと・・・

・一人でやらせておけばいいよ。

と思っているだけで、今の会社の状況を知ろうともしないし、分かろうともしないのです。

こうなると、会社を思っている人(憂いている人)と言うのは会社の将来が見えて来ます。至って冷静に見えてくるのです。そして・・・

・もうこの辺でそろそろいいかな。

そう思うようになるのです。

そこには、

・会社の意識を変える行動は一人では限界がある。

・今のままでいいと言うような雰囲気が会社に蔓延している状況では、これ以上の発展は望めない。

と考えこれからの自分の身の振り方を決めていくのです。

そして粛々と会社を辞める準備をしていきます。

転職活動は二の次で、現在、抱えている仕事及びもう既に何件か決まっている仕事について、先々自分がいなくなっても問題が起きないようにグレイな部分も含めて仕事内容を細かく調整をしているのです。

調整が終わり、これなら後は大丈夫と思った時点で会社に退職願いを提出し、静かに辞めていくのです。

会社はと言うと・・・

・勝手に辞めやがって。

・何が不満なんだよ。

・どこかいい会社でも見つけたんだろう。

と言うように、「今まで会社に貢献してくれてありがとう」と言うよりも「ふざけんな!」と言う気持ちの方が強いのです。

対照的に、口が上手い人と言うのは、会社に残る確率が高いのです。何故なら真剣に「このままじゃ会社はヤバイ」などとは考えないからです。

むしろ「何とかなる」と考えていて自分自信を追い込むようなことはしないので、気分は楽観的なのです。

だから、面倒くさいことや気難しい事は避けて周りとの調和を図るようにしているのです。行動や発言にもその傾向が見られます。

行動については、なるべく単独行動は避けて、同行出来る人を見つけて一緒に行動するようにします。(上司、同僚、部下など誰でもいいのです)

発言はと言うと、誰かの意見にかぶせるように言うのです。けっして自分の意見を全面に押し出すことはしないので、自分の行動や発言に責任を感じることはないのです。

実は、会社がピンチでなければこれでいいんじゃない。って思ってしまいますが、いつまでも無風で平和な状況が続かないのが会社なんです。

ピンチの時に口が上手い人の人間性が、ようやく見えてくるのです。

・口だけだなと・・・

ある意味、今まで責任から逃げて来た人には、いざ何か自分から行動を起こしてやるにしても空回りしてしまって結局は何から手を付ければいいのか分からないのです。それでも「何かしていないと、上層部に何か言われる」と言う考えはあるので、何かしているフリはしているのです。

後は成り行きとなるのです。そんな中で時間の経過と共に世の中のいい流れに乗って会社がたまたま好転する場合もあるし、ピンチのまま瀕死の状態になって、そのまま帰らぬ会社になる可能性もあるのです。

いかかでしょうか?

変な話ですが、会社を思っている人(憂いている人)ほど、会社幹部はその時代に合わせて現実的なビジョンを示していかないと会社に魅力を感じなくなってしまい会社を辞めていく人が多いのです。ましてや問題意識や危機意識のない会社幹部がいたら尚更です。

逆に口が上手い人は仕事を他人任せたり押し付けたりするので、お気楽なんです。当然ながら問題意識や危機意識なんてものはないのです。

会社と言う所は不思議なもので、口が上手い人の方を可愛がるのです。何故なら、手なずけやすいからなんです。これまた、ダメな考えではあるのですが・・・

今日はここまでです。最後まで読んでくれてありがとうございます。

今日も一日良い日でありますように。

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