転職が上手くいかない人や新しい転職先で上手くやっていけない人がいます。今日はその事を書いていきます。
―まず、両方に共通しているのは、本人だけの問題ではないと言うことです。―
転職が上手くいかない人
(書類選考)
1.転職回数が多い
これは会社側の捉え方にもよりますが、総じて「また、直ぐに辞めてしまうかもしれない」と言う先入観を持たれてしまう。
2.年齢が高い
求めているポジションにもよりますが、管理職のポジションであれば、年齢をあまり気にすることはないのですが、担当として求めてるのであれば、より若くて優秀な人を求めてしまう傾向にあるのです。ややもすると30代、40代でも厳しいのです。
3.職務経歴書の内容が分かりずらい
内容はともかく、纏まりのない書き方だと見る方に今までの経歴(経験)を上手く伝えることが出来ず折角のチャンスも逃してしまうのです。
(面接)
1.靴が汚い
これは面接だけではなく、人として靴が汚れていたりすると、気を遣えない人と見られて印象的には良くないのです。
2.スーツがよれよれ
靴が汚いのと同じです。やる気を見られてしまうのです。
3.清潔感がない
外見とかではなく、服装、髪型、体臭など全体を通して相手が不快に思えば、その時点で採用は難しくなるのです。
4.受け答えにメリハリがない
会社側の質問や自己アピールの時に自分の言いたいことが、伝わらない。何を言いたいのかが、分からない。自分でも何を言っているのか分からなくなっている。
転職が上手くいかない人は、自分で改善出来る部分さえもしていない人が多いのです。ただ、何社も受けて、書類選考の時点で何度も落ちると、どんどんモチベーションも下がり、どうせまたダメだろうと言う気持ちが先行します。それで、益々投げやりになってしまうのです。気持ちは分かりますが・・・
でも、この気持ちを乗り越えていかないといけません。自分に言ってあげてほしい言葉をいいます。と言うのは、この転職活動期間は凄く孤独な時なんです。だからこそ、自分で自分の事を励ましてあげて欲しいのです。
・日本に会社は沢山ある
・まだまだこれから
・向こうの見る目がないんだよ
・大丈夫、必ず君を必要とする会社があるから
・前の会社を辞めたのは正解だよ
・君の選択は間違ってないよ
・今までとは違う業界を応募してもいいんじゃない
・書類選考ではねられた会社とは縁がないだけ
・100社でも200社でも応募してみようぜ
なかなか、友達に相談したくても恥ずかしいから相談出来ない。親に言うとガミガミ言われる。相談出来る友達がいない。仮に・・・・・誰かに相談出来ても、最終的に決めるのは自分自信なんです。そうなると、自分で自分の事を励まして元気をつけてあげるしかないんです。転職活動で一番大切なのは気持ちを落さないことなんです。気持ちを落さなければ少しずついい方向に好転していくのです。
「病も気から」と言いますが、僕の経験から「転職も気から」なんです。
次に・・・
新しい転職先で上手くやっていけない人
1.転職活動でパワーを使ってしまい。なかなか本来の自分のパフォーマンスを発揮出来ない
転職先が決まった途端に安心して、何となく無気力な状態になっているのです。だから新しい会社に移ってこれから多少なりとも仕事に関係のある新しい知識を勉強しておいた方いい。と考えて事前に勉強したりして自分の頭で整理しておこうと言う気持ちが湧いてこないのです。こうなると入社当初から後手後手に回ってしまい。みんなから心配の目で見られてしまうのです。
2.面接で言われていたことと違うので、戸惑いもあるし、内心、少々腹が立っている
これは良くある話なんですが、面接で言われていたことが実際に会社に入ってみると違っていたりします。特に業務内容の部分が大きいと思います。そなると戸惑ったり、時には話と違うじゃないか!とイライラしてしまい働いている態度に出てしまうのです。気持ちは分かりますが、周りの人たちから見れば不快に見えて、自分自身が、一番損をしているのです。
3.影響力や発言力のある人になかなか馴染めない
大抵の場合、面接の時に所属する部署の責任者の人とは顔を合わせているので、問題ないのですが、問題は実際に職場に行くと責任者の人とは別に影響力のある人や発言力のある人がいます。このような人と馬が合わない場合があると何かと人間関係に疲れて、早々に会社を辞めたくなるのです。
4.入った職場の雰囲気が悪い
会社自体はいいのですが、入った職場の雰囲気が悪いのです。挨拶しても挨拶が返ってこなかったり、分からない事を質問してもぶっきらぼうな返答が返ってくるのです。要は職場が明るくないのです。こうなると気が滅入ります。
5.自分の上司になる人や会社の上層部の態度が豹変する
自分の上司になる人や会社の上層部の人も面接の時は物腰の柔らかい、いい人だなと言うイメージだったのですが、入社後、数か月経つと急に豹変するのです。
「メールの書き方がおかしいとか」
「お客様に提出する書類の書き方、要するに1行改行した方が良いとか、ここには句読点を入れた方がいいとか」
と言うようなケチをつけてくるのです。もっとも文章の内容に関して、指摘や指導を受けるなら分かるのですが、今まで社会人として仕事してきて、言われた事がない、それも「えっ!そんな事!それを言うなら、あなたの文書の書き方の方が変だよ」と言いたくなることを言われると気持ちが、急激に萎えていくのです。最後は、この会社、大丈夫かな?となってしまうのです。
新しい転職先が決まって、いざ、その職場で働いて見ないと分からない事が沢山あります。新しい職場で上手くやっていけない人の多くは周りの環境が影響している場合が多いのです。こればかりは自分で直ぐにはどうする事も出来ない部分なんです。そうなると自分の気持ちも萎えてきて、迷いも出てくるのです。この会社でいいのだろうか?
この時も助けられるのは自分の中の自分です。初めての職場に行く姿勢として・・・
・色々あるかもしれないけど、まずは全て受け入れてみようよ
・早く仕事に慣れる為に流れを掴もう
・中途入社だからと言って変に媚びるのはやめよう
・普通にコミュニケーションを取ってみて、感じの悪い人なら少しずつ距離を置こう
・結果を急ぐな
と言うように新しい職場に向かう気持ちをしっかりもっておかないといけません。初めの内は・・・と思っているといいように流されてしまいます。結果、自分の首を絞めることになるのです。だからと言って、自分を全面に出して仕事をしても結局は変に力が入ってしまい疲れてしまうのです。まずは全面的に受け入れて、その職場を「知る」ことが大事です。ここで間違ってほしくないのは、流されることと、受け入れることは別物です。受け入れる側には自分の意志があるのです。受けた結果、僕なら、じゃ~次、どんな行動をするのか、又は自分の考えは、と自分なりの答えを導き出せるように常に思考が動いていることなんです。
「転職が上手くいかない人」や「新しい転職先で上手くやっていけない人」本来なら別々のテーマとして分けて書いてもいいのですが、冒頭に言ったように、本人だけが悪いと言うことはないのです。周囲の環境にも大きな影響を受けているのです。中途入社として、その経験を買われて入社したとしても、大切な事は「自分の気持ちの部分」です。受け入れる気持ちなど、自分はその会社で何が出来、何をしたいのか、それがどうのような形で社会貢献に繋がっていくのか?この思考(意識)をはっきり持つ事で、自分の気持ちと向き合いながら前に進めるのです。逆に気持ちが初めからぐらついていると・・・
・何社も受けているのに端にも棒にも引っかからない。
・新しい職場に馴染めない。
となって転職活動を止めたり新しい職場を辞めていくことに繋がるのです。
まずは「自分の気持ち」です。ここをしっかりとさせましょう。そうすれば、必ず道は開いてきます。
今日はここまでです。最後まで読んでくれてありがとうございます。
今日も一日良い日でありますように。
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