定年

会社

「定年」とは企業や公務に勤める正規雇用者で、ある一定の年齢に達したら仕事を退職・退官する場合のその年齢のこと言うそうです。

今日は、僕が見てきた定年間際の先輩たちの話をしたいと思います。

「定年」を意識すると自分の人生を逆算するようになります。特に50代の方に多いかもしれません。

この逆算とは、

・役職定年の時期も見据えて逆算する。

・定年まで安全運転で会社人生を過ごそうとする。

・新しい事に率先してチャレンジすることをしなくなる。

・いい人で終わろうとする。

・急に今まで会社の為にここまでやったんだと達観した思いになる。

・定年後は旅行をしたりしてのんびり過ごそうと考える。

・「あとは若い人たちに任せよう」と言い始める。

・退職金はどのくらいかな?と考える。

こう考える気持ちも分かります。でも今日から辞めましょう。

「定年」とは社会が決めたルールで、そこで人生は終わりじゃないのです。「定年」をある意味、通過点と考えて欲しいのです。「定年」しても稀に会社に残っている人がいます。その人を良く見て下さい。何故、会社に「定年」過ぎても残っているのか?

「必要とされている」からです。何で必要とされているか「会社に利益をもたらし貢献しているからです」これだけです。

会社の利益って単純に注文を取って来る人とは限りません。IT化された社内においても業務内容によっては各部署間の調整やお取引先との調整など、面倒な事が結構あります。そう言った調整を間に入って業務をスムーズに回してくれる。率先して新規プロジェクトに入って泥臭い仕事でも何でもやってくれる人、要するに接着剤の役割をしてくれる人なんです。

良く定年後も社会との繋がりを持っていたいと思う人が圧倒的に多いと聞きます。これから定年を迎える人たちはスマホやパソコンなどを使って社会との繋がりを持つだけなら働く働かないは別として非常に簡単に繋がることが出来ると思います。

むしろ、あまり先の事は考えず、今、抱えている仕事に対する問題意識を強くもって業務に取り組んで欲しいのです。「定年」と言う言葉が頭からなくなるくらいに。逆に仕事に対する問題点や改善点が見つかったら「ラッキー」と思って、修正作業を積極的にやって欲しいのです。分からない事があれば自分で調べたり誰かに聞いたりして、主体性をもって取り組んで見て下さい。多分、あらためて色んな事が見えてくると思います。そこで自分のこれまでの経験が生かせれば「大ラッキー」です。

そうすると今までとは違った会社風景が見えてくるはずです。結果的に「まだまだこの会社でやる事があるな。」となるのです。

プライベートの時間の使い方もそうです。旅行慣れしている人は別ですが、なかなか行きたくて行けない人は「定年」してから旅行にいくのではなく、在職中に自分で1から最後まで、電車・飛行機・バス・ホテルの手配を全て行ってみて下さい。決してツアー会社さんに頼まないで下さい。多少割高になるし、面倒くさいと思いますが、自分で計画を組み立てる事が重要なのです。勿論、旅行を楽しむのも大事ですが、「定年」したらやるのではなく、「定年」する前に自分で出来ることは率先してやって欲しいのです。

自分で出来る事は面倒くさがらず「兎に角やる」ことを心掛けて欲しいのです。体調の管理、言い換えれば食事の管理なども積極的にやってみて下さい。何を「食」するといいのか?効果はどうなのか?調べると今まで固定観念をもっていた食材がまったく違う効果があることが分かったりするものもあるはずです。

「定年」と言う言葉で自分の人生を逆算したらもったいないです。

僕がサラリーマン時代に定年後に会社に来られて一緒に働いた方々が沢山いますが、みんなに共通して言えることは、「素直」で「意地を張らず」それでいて、今を楽しんでいる人なんです。又、社交的で女性社員からも人気があるんです。別の角度から言えば、会社としては使い易い人なんです。それでもって人生の先輩でもあるので、ジャンル問わず質問すれば分かり易く教えてくれます。僕の中ではいい勉強をさせてもらったと言う思いしかないのです。僕はサラリーマンから離脱したので、「定年」と言う言葉は皆無ですが、やっぱりその時その場所で楽しむ事が大事なんだなとつくづく思いました。

そんな中、良く諸先輩方々が言っていたのは、「定年」は社会が決めたルールであって別に人生が終わるわけじゃないし、人生劇場の一区切りで、やりたいことは沢山あるんだと言うお話を良く聞かせてもらいました。

・国内旅行、それも各駅停車の旅をする。

・好きな本を読む。

・街をぶらぶら歩く。人間観察が好きだから。

・海外旅行、豪華客船に乗って世界一周をする。

・気楽に何でもいいからアルバイトをしながら楽しむ。

・夫婦で気ままにゴルフをして過ごす。

・定年と言う一区切りとしてこれまでの自分物語を書いて見る。

と色々とやりたい事が出て来るのですが、だいたい共通して言えるのは、みんな何だかんだ言いながら、「定年」する前から自分のやりたい事を少しずつしているんです。そんな話を聞くと自分も元気を貰えて嬉しい気持ちになったのを覚えています。

今日はここまでです。最後まで読んでくれてありがとうございます。

今日も一日良い日でありますように。

コメント

タイトルとURLをコピーしました