今日は人を大切にしない会社について話をしてみたいと思います。
人を大切にしない会社って結構多いんです。(俗に言うブラック会社)これは僕が実際に経験した事ですけど、じゃ何故、そんな会社は淘汰されないの?いや潰れないの?と思うかもしれませんが、不思議と倒産はしないんです。
まずは、その理由について話していきたいと思います。
(倒産しない理由)
・日本人の風土かもしれませんが、一度入社した会社を辞めると言うことにまだまだ、抵抗感があるのです。だから若い人も中堅・ベテランの人もあまり辞めないのです。
・辞めた後の事を考えてしまう。生活の事、次の就職先、家族・親・世間からの目など、色々と考えてしまい行動に起こせないのです。
・会社を辞めても給料が増える訳じゃないから、気楽に今の所でいようと言う気持ちが強いのです。
・このような会社はどんな業界でもそうですが、薄利多売的な仕事を主としている為、それなりに仕事はあるのです。
人にはそれぞれ事情と言うものがあります。ブラック企業が倒産しない理由も一人一人の事情からなのです。又、世の中の流れから見た場合、モノやサービスが売れない時代にどこよりも安くモノやサービスを提供する会社は、そこそこ仕事量はあるのです。
発注する方もなるべくコストを抑えて利益を確保したいので、このような会社があると意外と重宝されるのです。だから生き残るのです。
・・・何か釈然としませんが、実態は概ねこんな有様なのです。
長時間労働、低い給料、ボーナスなし、定期昇給があっても数百円程度、それでも、そこで人が働き、仕事があれば、会社は成立しているのです。
でも辞めて行く人はいるでしょ!
もちろんこんな会社に未来はないと考えて辞めて行く人も多いのです。
このような背景があって、いよいよ本題です「人を大切にしない会社」の特徴を挙げてみたいと思います。
・従業員の入れ替わりが多い。
・従業員の不平・不満・愚痴・悪口が横行している。
・社長やその取り巻き連中が会社を仕切っている為、何も変わらない。
・嫌味な上司、嫌な社員ほど、その会社に残っている。
・会社は従業員が辞めても痛みを感じない。人なら他にいくらでもいると考えている。
・辞めないで残っている従業員のほとんどが、会社を良くしようとする努力が無駄だと思っている。
主な特徴を挙げてみました。
ただ、このような会社でも弱点はあるのです。世の中の流れが変わる時です。(潮目が変わる時です)世の中の流れが変わる時とは、今まで生業としていた、モノやサービスの価値がなくなり、別の新たな、モノやサービスに取って代わられる時が大変なのです。もう一つは、世の中の流れがそのままでも、このような会社は元々、モノやサービスの品質は良くありません。ただ安いだけが取り柄みたいな会社ですから、決して信頼されているわけではないのです。だから、価格も対応もここより同等かもしくは良ければ、先方の判断でコロッと変わる可能性があるのです。又、不祥事なんかを起こすとそれがキッカケで仕事があっさりなくなるのです。
本来、会社と言うのは常に時代を読みながら新しいモノやサービスの価値を創造していかなくてはなりません。いつまでも同じモノやサービスでは通用しない日が必ず来ることを忘れてはいけないのです。
「人を大切にしない会社」は、このような転換期の時に倒産しやすい弱点を持っているのです。
最後に僕は、どうしても、「人を大切にしない会社」で働かなくてはならない人たちに伝えたい事が2つあります。
1つ目は常日頃から他の従業員と一緒になって不平・不満・愚痴・悪口を言わないようにして欲しいのです。言っても意味がないし、口にする事でどんどんモチベーションが下がり惰性で働く姿は決して健全ではないし、時間を大切にしていないからです。もし、不平・不満・愚痴・悪口を言いそうになったら手で口を塞いで下さい。お願いします。
2つ目は、休日はダラダラと過ごすのではなく、何か目的をもって過ごしてほしいのです。難しい事を求めているつもりはありません。ただ、映画を見るとか!何か美味しいものを食べに行くとか!美味しいスイーツを買いにいくとか!ぶらっと一人で飲みにいくとか!本を読むとか!とにかく会社の事は考えずに自分の好きな事に何でもいいので、時間を割いて欲しいのです。勿論、お金を掛ける必要はありません。散歩でも全然OKです。何か自分に刺激を与えて欲しいのです。そうする事で、時間はかかるかもしれませんが、自分の気持ちの中で何か沸々とした感情や欲求が出ることを僕は期待したいのです。気持ちの変化として「今の仕事をもう少しこうしてやろう!」とか「違う道に進もうかな?」とか考えが浮かぶだけでも良いのです。それが変化の始まりですから。。。。
今日はここまでです。最後まで読んでくれてありがとうございます。
今日も一日良い日でありますように。
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