自分の会社だけ良ければいいよ。

会社

凄く危険な考えなのですが、自分の会社だけ良ければいいんだ!と言う考えで仕事をしている人がいます。見方によっては愛社精神があっていいね。と思うかもしれませんが、これヤバイ考えなんです。

さて、大手の会社に限らずこのような考えをもっている人が多いと思います。それは行動にも表れて来ます。他社との取引においてです。俗に言う「下請けいじめの連鎖」というやつです。下請け会社にも下請け会社があり、すそ野は広いのです。そんな中で起きていることは。。。。。。

・とことんまで、競合をさせて値引きを強いる。

・支払い条件が悪い。

・納期が極端に厳しい。

・見積依頼は来るがその後の連絡がなく、聞いてみると他社に既に発注されている。

よく巷では、大手の会社のえげつない下請けいじめの問題が話題となりますが、実態は氷山の一角で、大手ではなくても、何かを発注する際には、仕事が欲しい側は何らかの圧力がかかっているのです。そんな中で、本気で発注元と戦うというのは正直、難しいのです。会社の経営面から見れば、薄利多売でも仕事が無いよりはましだ!と言うのが結論で、ましてや先行き不透明な世の中であれば尚更です。

このような状況下で打開策はあるか?と言うと正直ないのです。強いて言えば、どんなに厳しい条件でもケンカすることなく、仕事は受ける。それよりも体力を温存し、新しい事業への転換や自分の会社の強みを何に生かせるのかを模索し柔軟に行動出来る準備をしておかなければなりません。

ただ、この新しい事業の転換や自分の会社の強みは何のか?を見つけるのが大変です。実は、「自分の会社だけ良ければいいよ。」と考えて仕事をしていると視野が狭くなると同時に取引会社との情報交換なども乏しく旬な情報が入ってきません。当たり前なのです。普段、無理強いをしている会社にみすみす情報を流す人はいないのです。つまり何事にもやり過ぎると、井の中の蛙となり、足元をすくわれることにもなるのです。

下請側の気持ちを忘れてはいけません。あまりにも酷い扱いをすれば必ず次のように内心は思っているはずです。

「あの会社とは取引したくない」

「あの担当者とは仕事したくない」

「いつか、見返してやる」

結局、人は人に生かされるように、会社も人に生かされるのです。だからあまりにも醜い扱いを色んな会社にすれば、会社の規模に関係なく、必ず大きなしっぺ返しがあるのです。それは会社に降るのか?個人に降るのか?は分かりませんが、後に、風の便りで耳に入ってくることは、色んな人生模様があるということです。

経営不振に陥ったり、病気になったり、リストラされたり、左遷されたり、と、、、、、、、不思議ですね人生って「正直者が馬鹿を見る」と言いますが、決してそんな事はなくて、自分の会社も関係先から生かされていると言う考えで真面目に仕事に取り組んでいると、信用や信頼と言うお金では買えないものが後からついてくるのです。自分たちがプライベートで車や家など高額なモノを買うときに、買う決め手は?勿論、自分が欲しいモノだし買いたいとなるわけです。ただ高額な商品だから買うならこの人から買おうとなるはずです。この人なら信用・信頼出来るからと。。。。。同じですねビジネスの世界も。

今日はここまでです。最後まで読んでくれてありがとうございます。

今日も一日良い日でありますように。

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