年齢に関係なく、忙しそうで、イライラしているのか?分かりませんが、仕事を頼みに行くと極端に嫌な顔をしたり、拒絶したりして、頼む側が気を遣いながら、「忙しい所、悪いんだけどこの仕事頼むよ!」と言ってお願いすることがあります。本来なら「OK!了解!その仕事いつまで?分かった!やっておくよ!」と返事が返って来たら「じゃあ宜しく!」と気持ち良く任せられるのですが、嫌々な態度だと、、、、頼む側からすれば、気が滅入ります。今日は、社内で仕事を頼むときに「あるある」事を書いていきます。
そもそも何で?嫌な態度を取るのか?
1.頼む側に問題あり
頼む側の担当者がその仕事の仕様を詰めていない。中途半端な状態で仕事を頼みに来る。
→これ結構「あるある」なのですが、中途半端に営業マンが仕事の仕様を決めて来るので、実際に請け負う人からすれば、調整事項が多く、又、そんないい加減な営業マンだと直ぐに仕事に取り掛かることが出来ず、まずは仕様を詰めないといけないとなる。おまけに営業マンがお客様に安請け合いしている可能性もあるので、その仕事受けたくないとなります。
2.今の仕事が忙しく、別な仕事を受け入れる余地がない
今の仕事のボリューム、納期を考えると、とても別な仕事を受け入れられないと判断している。
→これも結構「あるある」なのですが、今の仕事=自分の世界を作っていて、余計な事は考えたくない。今ある仕事に集中したいと考えているので、相談すら受け入れてくれないのです。
3.あなたの仕事は受けたくない
子供じみてますが、単純にあの人と仕事はしたくないと決めているのです。
→過去に二人の間に何があったのか?良くわかりませんが、単純にあの人は嫌いだから、あの人の仕事はやらないと言うのです。
このように嫌な態度を取る理由には大きく分けて3つくらいあると考えられます。いずれにせよ頼む側からは困ったもんなんです。さてさて、その打開策は次の通りです。
1.頼む側に問題あり
いい加減な営業マンならではの「あるある」状況です。営業マン本人の性格と言うか何をどのように仕様を詰めた方がいいのか?実は、良く分かっていないのが、ほとんどなのです。口は上手いから仕事を取って来れる。といいますが、逆に発注する側も良く分かっていない場合もあって仕事が取れてるケースが圧倒的に多いのです。ただ、この場合は受けた方が大幅なコスト増になって赤字になるケースがほとんどなのです。
そうならない為にも営業マンには、注文を貰う際に、最低限、押さえておきたい仕様を2,3点必ず書類で指示してあげます。そうやって指導してあげることで、営業マン本人の教育にもなりますし、知識の習得にもなります。ただ、これって若い社員だけではないのです。ベテランの社員でも必要ケースが多々あるのです。
(処方箋)
面倒くさいかもしれませんが、営業マンは会社の「顔」です。信用・信頼を落とさない為にもしっかり指導することを心掛けて下さい。鼻から、あ~あの人の仕事か「多分、○○が抜けてる可能性があるな」と心の準備を整えておけば腹が立つこともなくなります。又、指示の仕方なども上手くなり、様々な教育現場やお客様とのお打ち合わせにも役に立つはずなのです。
2.今の仕事が忙しく、別な仕事を受け入れる余地がない
このタイプは大きく分けて2つのタイプに分かれます。一人は本当に仕事が出来るタイプ。どちらかと言うと職人気質。もう一人は仕事があまり出来ないタイプ。キャパシティーが極端に小さい。
まずは、仕事の出来る職人気質の人からです。この本人の性格を変えることはほぼ不可能なんです。このようなタイプは粋に感じると「しょうがないな!」とスイッチが入って仕事をするのです。それには仕事を頼む側の協力が必要になります。「自分も任すだけじゃなく、汗を搔いてここは僕が調整しますから」と言うような態度をもって、口説いて下さい。当の本人も「なら、やってやるよ!」となっていくのです。
(処方箋)
ここは当の本人よりも頼む側の姿勢が問われるのです。どうやって粋に感じさせればいいのか?先程も言ったように、仕事が出来る人の所には何故か、仕事が重なります。ですから、思い切って仕事を区切って頼む側も出来ることはやる姿勢を見せるのです。勿論、分からない事は指示を仰ぎながら、限られた時間の中で頼む側も仕事をするのです。おのずつ連帯感が生まれてくるのです。
そうすると、本人の仕事に対する向き合い方と言うか考え方が柔軟になっていきます。本当に些細な変化なのですが、いい方向へ流れていくのです。
さて、もう一人の仕事が出来ないタイプです。このタイプに多いのが素直でない。人に教えを乞うことをしない。要するに不器用なのですが、弱みをみせたくない為に強がってしまうのです。ややもすると嫌われるタイプなのです。
(処方箋)
本人自身が自覚をするしかありません。このままだといけないと。年齢を重ねると益々頑なになります。仕事をしてるのか?会社の誰かと戦いに来てるのか?分からなくなります。その内、面倒くさい人とレッテルを貼られて会社から移動命令などの処遇を受けることになります。そうならない為にも、素直になる事です。中々、恥ずかしくて聞けないのであれば、仕事が出来る人を良く観察してください。どのように仕事をこなしているのかを。そして分からない事があれば、家に帰ってからでもいいので、勉強してください。ひと昔と違って自分と同じような立場の人の体験談などもネットを介して探せば出てくる可能性が高いのです。そうやってひとつひとつ仕事に対する向き合い方を自分なりにどうすれば、ベストなのか?考えて欲しいのです。明確な答えが出なくてもいいのです。「考える」という行為自体が自分自身の問題点に気付き始めてることですから。。。。。。
3.あなたの仕事は受けたくない
会社にいると嫌な仕打ちを受けてそれが心の傷となって残っている人は多分、沢山いると思います。だから、仕事面でも嫌な仕打ちを受けた人の仕事をしたくない気持ちは痛いほど分かります。仮に受けたとしても嫌々な仕事はどうしても身が入らないので、あまりいい出来ではないはずなのです。嫌な思い出は中々、消えてくれません。むしろ、何かのきっかけで、沸々と嫌な思い出が湧き上がってくるぐらいですから。
(処方箋)
簡単には割り切れることが出来ませんが、会社にいる以上は、当然これから先も嫌いな人と仕事をする可能性があります。部署の移動や転勤はたまた転職などで、嫌な人を遠ざける事はできますが、又、その場所で嫌な人が現れる可能性があります。結局は、誰の仕事とか区別することなく、その与えられた仕事に集中するしかないのです。嫌な思い出が消えてくれるわけではありません。でも仕事に集中することで、一瞬でも嫌な思い出が消えてくれたりします。そうやって嫌な思い出を少しずつ薄めていくことしかないのです。仕事に集中すれば、問題意識も芽生え前向きな考え方で、○○しよう。△△してみよう。となるのです。仕事における応用力とか新たな発想と言うのはそのような中から生まれてくるのです。
今日はここまでです。最後まで読んでくれてありがとうございます。
今日も一日良い日でありますように。
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