会社に入ると自分の周りにいる人たちを支配したがる人がいます。その支配のやり方も様々ですが、この人たちは凄く恐ろしい人で場合によっては会社を潰す人たちなのです。今日はこのテーマについて書いていきたいと思います。
支配したがる人は中間管理職や2代目社長、3代目社長と言われる人たちに多いように思います。本人は支配している意識はないかもしれませんが、周りの人たちに与える影響は苦痛の何物でもありません。じゃ何でこのような人たちが生まれくるのか?立場が違っていても支配したがる人たちと言うのは、いくつかの共通点があります。
1.馬鹿にされたくない。舐められたくない。
立場が人を変えるという言葉がありますが、まさにこの言葉がぴったりなのです。若い時の評価はみんな口を揃えて言うのです。「素直で一生懸命仕事していい人だったよな」とそれが、中間管理職や2代目、3代目と言われる社長になると、突然変異のように人が変わってしまうのです。
ここに大きな心理が働いているのです。
・会社を引っ張っていかなければ。
・部下を管理しながらしっかり仕事しなければ。
こんな心理があるのです。そして知らない間に自分にプレッシャーをかけているのです。
2.優秀な人がいると嫉妬を感じている。
本人たちにとっては意識していないつもりでも、周りに優秀な人がいると知らず知らずに嫉妬を感じてしまっているのです。
・俺よりあいつの方が今のポジションにふさわしいのではないか。
こんな心理があるのです。そして知らない間に自分にプレッシャーをかけているのです。
3.被害妄想をしてしまう。
社長や中間管理職になれば、部下たちも素直に従ってくれるだろうと考えていると、中には、必要以上になびかない人たちもいます。そういう人たちは仕事も出来るので、会社としてはこんなに力強いことはないのですが、支配したがる人は、どうもそう思わないようです。
・あいつ俺の事、嫌いなんだな。
・いずれは会社の評価があいつに越されてしまう。
こんな心理があるのです。そして知らない間に自分にプレッシャーをかけているのです。
このように知らない間に受けているプレッシャーがある行為に駆り立てます。ただ、始末が悪いのは、悪気がないのと本人の自覚がないのです。むしろ当然の行為と思っているのです。
このように支配したがる人の行為は留まることをしりません。場合によっては、どんどんとその卑劣さがエスカレートしていくのです。
ターゲットとされた本人は、精神的に追い込まれたり、病気になったり、挙句の果てには会社を自ら辞めていくのです。支配したがる人の周りでは、こうして人の入れ替わりが激しく起こるのも特徴のひとつなのです。でも、いつまでもこのような思い通りの行為が続くはずはありません。結末はこうなります。
(結末)
仕事が出来る人ほど、そんな会社に嫌気がさして辞めていくのです。その都度、新しい人たちが会社に入ってきますが、ただ段々とスムーズに仕事が回らなくなっていきます。さらに、どんどん人が入れ替わり、いよいよ仕事が回らなくなり、支配したがる人が何故?上手くいかないのか自分なりに考え始めます。当然、原因が自分にある事には気付かず。少しずつ精神的にも追い詰められていき会社を休業したり、会社を退職したりしていくのです。又、支配したがる社長さんはプライドも高い為、行き着くところまで行ってしまうのです。何故か、体制を見直したり、やり方を変えたり、考え方を変えたりはしないのです。最後まで自分のやり方と言うか、先代たちがやってきたやり方を意味も理解せずやり通そうとするのです。社長さんたちに取っては困った時の唯一の答えなのです。
このように悲惨な結末に向かっていても、助言などは聞いてくれません。耳を貸してくれません。支配したがる人は自分を顧みることをしないのです。どうして?と思うのですが、多分、何とかなると思っているのかもしれません。でも現実は厳しいのです。
今日はここまでです。最後まで読んでくれてありがとうございます。
今日も一日良い日でありますように。
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