僕が20代の時は、注文をどんどん取ってきて、上司や先輩たちに営業として早く認められたい気持ちでいっぱいだったのを覚えています。
頭の中は・・・・・
1.お客様から要求された資料を集めなくちゃ!
2.見積金額は他の過去の実績や他のお客様の実績を参考にしなくちゃ!
3.電話でアポを取らないと!
4.今週・来週のスケジュールは、これでほぼ決まったな!
ざっとこんな感じです。
今思えば、いい意味で言えば、「がむしゃら」悪い意味で言えば「独りよがり」そんな感じでした。
それこそ、製品知識などは二の次でした。それ以上に、がむしゃらにガンガン仕事に向かっていたように思います。
そんな時でした「何か感覚のズレ」を感じてきたのは、「用意した資料の間違いが増える」「見積も間違える」「お客様の意図した事を汲み取れない」など。。。。。
最初は、又、ミスちゃったな?程度でしたが、それが頻繁に続き、「なんか俺、今まで何をやってきたんだろう」と考えるようになりました。
考えて見れば、仕事に対する達成感みたいものがあったろうか?
どちらかと言うと、仕事を上手くさばくことに満足してただけな気がしてきたのです。
今で言えば生産性を上げて効率的に仕事をこなす。(決して悪いことではありません)
ただ、そこに違和感を感じ、このままでいいのかな?と凄く自分自身悩みました。
この時の僕は確かに周囲の目線を気にしてました。それは「認められたい」「評価されたい」と言う執着が強かったと思います。
もっと気にして見なければならないことがあったのに気が付きませんでした。
それからでした考え方を「お客様に喜んでもらえる仕事」をしようと思う事にしました。
無理に「認められたい」「評価されたい」考えや気持ちをやめよう!と思っても、多分、余計考えてしまうから考え方の優先度を変えることにしたのです。
「お客様に喜んでもらえる仕事」をしようと考えてから、仕事をするようになり自分の気持ちの中で、少しづつ「モヤモヤ」が晴れてきました。決して仕事のやり方まで変えた訳ではありません。
でも、あるプロジェクトの仕事を終えた時だったと思います。お客様から「ありがとう」と言われ喜んでいる顔をいただきました。
僕は初めて仕事をしていて「楽しい」と思いました。
変な話ですが、「ありがとう」と言われる度に注文が不思議に入るようになりました。
僕の経験では、なかなか今までの考えや、やり方を止めて、新しい気持ちでやろうと言っても、そんな簡単には頭から捨て去ることは難しいと思うんです。だからこそ、仕事に行き詰まった時など、仕事に対する考え方の優先度を変えてみたらと言いたいです。これなら、抵抗も少ないのではと考えています。
心の底から「ありがとう」と言われると気分がいいですよ。
今日はここまでです。最後まで読んでくれてありがとうございます。
今日も一日良い日でありますように。
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