「トラブルが人を育てる」今日は、このテーマで書いてみたいと思います。
「トラブルが人を育てる」これは僕が経験したからこそ言えることなんですけど、自分がいくら注意して仕事をしてたとしても、やっぱりトラブルは起こるのです。起こってしまったものはしょうがないのです。大事なのは、その後の行動です。
(トラブルのいろいろ)
・発注漏れ=協力会社に発注するのを忘れていた。発注した気になっていた。
・発注ミス=本来、欲しかった品物を発注せず、間違った品物を発注していた。
・設計ミス=お客様と決めた仕様なのに、設計上でそれを反映させてなかった。
・納期遅れ=不運にも事故が発生して、納入日に製品を納めることが出来なかった。
・指示ミス=指示が徹底していなかったので、思い通りに人が動いてくれなかった。
・連携ミス=司令塔がしっかりしていなかったので、みんなバラバラに動いてしまった。
・検査ミス=検査をしていたのにも関わらず製品トラブルが発生、調べてみると、一部検査がされていなかった。
・接客クレーム=いい加減な対応でお客様を怒らせてしまった。
・電話クレーム=頼んだ品物と違うとクレーム。尚且つ電話対応が悪く何もかもダメだった。
・緊急事故=お客様から原因不明で機械が止まってしまったとの連絡。緊急で現場へ直行することになった。
と言うように普段から予期せぬトラブルは起こって欲しくはないのですが、起こるものなのです。
トラブルが一度発生すると、回復するのに、それなりの労力がかかります。ましてや社内で何とか解決出来ればいいのですが、お客様まで影響が出てしまうと、お客様が予定している計画まで見直しを迫られてしまう場合もあるのです。
さて、問題はトラブルが発生した後の対応です!!!!!
ここで気をつけないといけないのは、トラブルの内容もさることながら、そのトラブルがどこまで影響を及ぼすのか?をまずは、見極めないといけません。
当たり前だろ!!!とお叱りをうけるかもしれませんが、実は、これが出来ないと言うか、これを考えないで、目の前にあるトラブルだけに集中して対応すると、2次的なトラブルを招きやすいのです。それは、人間の心理からして早くトラブルを処理したい。処理しなければならない。と言う気持ちが先行しすぎて中途半端な対応になってしまい、後で又、同じような問題に直面する場合もあるのです。が、早く何とかしないとと言う気持ちが強くなるのは致し方ないことでもあるのですが・・・・・
(トラブルが発生した場合の対応いろいろ)
このように、一度、トラブルが発生するとやることは増えるのですが、その後の処理を迅速に尚且つ風通しの良い連絡を行うことで、社内や協力会社との結束力が高まったり、お客様とは、このトラブルとその後の対応で、今まで以上に信頼関係が生まれたりもするものなのです。「災い転じて福となす」ことわざにもあるとおり、まさにこの言葉がぴったりくるのです。
ひとたびトラブルが発生すれば、社内外問わず、お叱りを受けたり、謝罪に奔走したり、無理なお願いに走ったりと、精神的にもきつい場面が多々あるとは思いますが、先に書いたとおり、誠実に対応していけば、結果的に信頼関係をさらに深められることになるのです。人間的にも一皮剥けるいい経験でもあるのです。それとこんな事を言うと不謹慎なのですが、トラブル対応を無事に乗り越えると安心感と同時に達成感と自信みたいなものが実感出来るのです。
ただ・・・・・
もし、トラブルが発生した時、それを誤魔化したり隠ぺいしたりしたら、いずれは必ずバレるのです。何故か?トラブルと言うのは、必ず起きるべくして起きた要因があるのです。その要因を潰しておかないと、いずれまた同じようなトラブルが起こるのです。だから、誤魔化しや隠ぺいは隠し通せるものではないのです。ましてや、誤魔化しや隠ぺいを会社ぐるみでやった場合は、会社の信用問題になり、最悪の場合、倒産することだってあり得るのです。又、個人として誤魔化しや隠ぺいをすると、ずっーと嘘をつき通さなければなりません。その方が長い会社人生では苦痛でたまりません。結局最後は、肉体的にも精神的にも辛くなり自ら会社を去るようになるです。
又、誤魔化しや隠ぺいまではしていなくても、いい加減なトラブル対応をしてしまうと、社内外で信用を失うことになります。今の時代、面と向かって指摘を受けたり、叱ってくれる人がいないので、むしろ、世知が無い世の中では、その後、頼りにされないと言うか必要のない人とされ、周りから煙たがれる存在になっていきます。そうなると本人自信も会社に居づらくなるのです。
トラブルの後の行動で全てが決まるのです。
今日はここまでです。最後まで読んでくれてありがとうございます。
今日も一日良い日でありますように。
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