現状に満足している人

自分

年齢に関係なく、現状に満足してしまう人がいます。問題意識や危機感を抱かないのです。今日のテーマです。

何故!現状に満足するのか?

・今の仕事が楽しいから。

・今の職場環境がいいから。

・自分の時間が作れるから。

・特に偉くなりたいと思わないし、今のままのんびり仕事出来るから。

・もうこれ以上は出世しないし、このままで静かに定年を迎えたいから。

と言う理由などで現状に満足しているのです。

実は、裏を返せば「楽」が本音なのです。だから、現状でいいと言う発想になるのです。これも有難いことに「仕事」があるからなのです。

この「仕事量」が減ってきて、会社の業績が落ちてくると、どうなるでしょうか?

現状が現状でなくなります。当然、会社としては今まで二人一組でやっていた仕事を一人でやらせたり配置転換などをして効率改善を求めるようになるのです。挙句の果ては、人員整理になります。

人間って怖いもので、一度「楽」を覚えてしまうと、なかなかそこから抜け出せないのです。言い換えれば抜け出そうともしないのです。

会社の業績が落ちてきて、配置転換や人員整理の噂が立つと、「楽」していた人ほど、「保身」に走るのです。現状のまま一生懸命仕事をしているフリをするのです。効率改善を求められている中で、何か「改善案」でも提案する気概でもあればいいのですが、そのような考えも生まれてこないのです。

さらにひどく、会社の業績が落ちてくると本格的な人員整理が始まります。こうなると万事休すです。後は会社に言われるまま、その身を会社に預けることになり、今までとは180℃違った現場などに配置されたり、早期退職に応じて会社を退職していくのです。配置転換された人も、退職で次の職場が見つかって入社した人も前の職場の事を引きずってしまい、新しい配置先又は会社に馴染めず無理して働く羽目になるのです。

何故、前の職場を引きずってしまうのかと言うと・・・最初にくる言葉が「なんで、僕が!私が!」となるのです。何で人員整理の対象者が僕だったのか?私だったのか?何であの人じゃないんだ!あの人の方が僕!私!よりも仕事していなかったじゃないか!と頭の中で一杯になっていて、自分と他人をいつまでも比較してしまっているからなのです。だから次の職場に移っても身が入らないのです。外から見るとあの人やる気あるの?と見られてしまうのです。

そのことで酷く考え過ぎたりすると・・・・・病気になったり精神を病んだりしてしまうのです。今まで元気だったのに・・・

悲しいかなですが、僕もこんな人たちを見てきていつも思うのですが、少しでも問題意識や危機感を抱いて仕事していたら、違った展開になっていたのにと・・・・

このような事にならない為にも自分の事は自分で守る意識が大切になります。普段から問題意識や危機感をもって仕事に取り組むのです。時間があれば仕事に関連する勉強をしたり、自分なりに仕事の効率を考えて上長などに提案して見るのもいいと思うのです。今の時代、自分が気を付けていても、大きな波に飲み込まれることだってあるのです。

・どんなにがんばっていても業績が上向かないので、リストラが始まる。

・会社が他社へ譲渡される。

なんてことだってあり得るのです。普段からの心掛けをしっかりしておくことで、少しでも、心のクッションを増やしておけば、様々なアクシデントが起こっても何とか乗り越えられるのです。

今からでも遅くはありません。現状に満足している人は、少し考えて見て欲しいのです。けっしてネガティブな考えを持ちなさいと言うわけではありません。そもそも問題意識や危機感を持ちなさいと言う意味は、どうしたら、もっと会社が良くなるのか?と言う事を考える事なんです。勿論、前向きにです。この前向きな気持ちを持ち続ける事が大切なんです。

今日はここまでです。最後まで読んでくれてありがとうございます。

今日も一日良い日でありますように。

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