人脈って?(僕の考え)

自分

今日のテーマは「人脈」です。良く転職活動において「あなたの人脈を生かして、我が社に何をもたらせてくれますか?」とか会社の中では「あなたがこれまで築き上げた人脈を活用して何とか良い方向に仕事を導いてくれませんか?」と要求する人たちがいます。「はぁ?」耳を疑いたくなります。軽々に「人脈」と言う人は物事の本質が見えていないのではと思ってしまうのです。これはあくまでも「人脈」に対する僕なりの考え方をお話したいと思います。

人脈って、そもそも作るものでしょうか?

→多分、違うと思います。仕事を通して色んな方と知り合います。それは、人と人とのつながりが人脈であって、決して一人で作れるものではないのです。現に、例えば、転職をして、「あの方とは苦楽を共にしてきたので、会社を移った後でも、これまでと同様にお付き合い(お取引)をしてくれるだろう!」なんて。タガをくぐっていると、剣もほろろに低調にそしてやんわりと断られるのが落ちではないでしょうか。

人と人とのつながりは、「会社の看板や諸先輩たちが築き上げてきた実績」「本人の努力」「周囲の関係者が引き合わせてくれた」そんな自分を取り巻く環境の中で出来たつながりなんです。

勿論、その後のつながりの幹を大きくするか、小さくするかは、本人の努力次第ですが、一人云々でなんてことはあり得ないのです。

これを履き違えてしまって、「俺の人脈」「私の人脈」と勝手に思い込む人たちがいるのです。このような人たちに限って「少々、強引でもあの人と俺(私)は○○の関係だから大丈夫」などと自分を大きく見せようとするのです。相手の気持ちも顧みず結果的に相手を不快にさせて徐々に相手の方が距離を置くようになるのです。でも本人は気づいていないのです。

又、冒頭でも言いましたように、転職活動においてもそうです。面接官から「あなたの人脈を生かして我が社に何をもたらせてくれますか?」と質問が来る時があります。真剣に面接を受けているのに、このような質問をする会社は、厳しい見方をすれば、先がないように思います。

人脈とはその時、その場面でつながった「証」なのです。まずはここの認識を強く持って欲しいのです。

次に、人と人とのつながりは「生もの」だと言う事です。

「生もの」?

人が何かを欲している時に、タイミング良くそれを満たしてあげることが出来た。だからつながりを持てるようになったのです。

このつながりが1回限りになる可能性もあるし、はたまた、これを機会につながりの輪が広がる可能性もありますが、それは、今、置かれている立場があってこそなんです。

「所変われば品変わる」と言う諺がありますが、転職や起業などをして立場が変われば、全てが変わる事を認識しなければなりません。それを今までのお付き合いと同じように、ズカズカと関係性を持とうとすれば、相手は必ず逃げるのです。

相手の立場になって考えれば、以前はお付き合いがあったかもしれませんが、会社を辞められたり、起業したりして環境が変わっているにも関わらず後生大事に過去の名刺を使って訪ねてくるなんて、???となるのです。但し、有意義な企画などがあって、その企画内容が類を見ないほど、凄ければ別ですが、、、、ほとんど皆無に等しいと考えられます。

「生もの」→相手だって時間と共に色んな考え方や与えられたミッションが刻々と変わっていることもあるのです。ず~っと昔のままではないのです。相手も脱皮しているのです。だから「生もの」なんです。

人とのつながりや関係性と言うのは本当に、複雑で色んな要素が絡んでいるんで難しいのです。だから、「俺には、私には人脈がない」なんて、悩んで考えている人がいたら、悩む必要はないのです。又、人脈を作ろうと必死になる必要もないのです。

一番大事な事は目の前の仕事を一生懸命に取り組むことです。本当にこれだけです。そうすれば、人とのつながりは後からいくらでも繋がってくるのです。(これホントです。)

じゃあ~。転職や起業をした人たちは、と、言いますと、同じです。目の前にある仕事に一生懸命に取り組むことです。取り組んだ結果、巡り巡って以前、お付き合いのあったお客様と、また一緒に仕事することになりました。と言う結末も、事実あるのです。(これホントです。)

最後に変な考えは起こさないで下さいね。念のために言わして下さい。変な考え??

それは、この人とは将来、力になってくれそうだから大切にしようとか、この人と付き合って損はないから、などと打算的な考えは捨てて下さい。相手にも失礼ですし、ましてや「人はそんなに器用ではありませんから見る人がみたらその薄ぺらい考え方は直ぐに見抜かれてしまうからです。」(これホントです。)気を付けて下さい。

今日はここまでです。最後まで読んでくれてありがとうございます。

今日も一日良い日でありますように。

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