よくあるような光景かもしれませんが、自分の身近で先輩たちや上司が人の悪口や批判めいたことを言っているのを頻繁に聞かされていると・・・・・聞かされている本人も、その汚い言葉に侵されて少しずつ毒を吐くようになっていくのです。そんな話を今日は書いて見たいと思います。
周りにいる先輩や上司たちが、人の悪口や会社の批判を毎日のように聞かされていると、知らず知らずに本人も口から毒を吐いているのです。
何でそうなるの?
悪口や会社批判をしている先輩や上司たちの口癖と言えば
・なんだよこの仕事!
・給料もボーナスも安いから適当に仕事してればいいんだよ!
・あいつなんだよ!仕事も出来ないのに何で出世してるんだよ!
・あ~またこの仕事かよ!
・お前、まだその仕事してるのかよ?仕事遅いな~。どんくさいな!
・あ~ぁ疲れた。仕事終わった。さぁ飲みいこうぜ!
・おい!飲み行こうぜ!なんだ行かないの?お前、付き合い悪いな!
・何、悩んでるんだよ!お前、馬鹿か!
・仕事で悩んでる?じゃ一緒にお客の所に同行して、俺が何とかしてやるよ!
とまぁ、悪口、愚痴、批判を毎日のように聞かされていて、尚且つその人たちの仕事振りを見ていると、何か真面目にやっている自分は????と疑問に思いながら色んな事が頭を過ります。
・このままこの会社にいてもいいのかな?
・自分だけ真面目に仕事しているなんて馬鹿みたい。
・あ~もういいかな?この仕事はこれで。
・給料もボーナスも上がらないな~。
と色んな事が頭を過ります。そしてネガティブな方向へと、どんどんやる気が低下してくるのです。
周りに流されている訳ではないのですが、やる気のない渦のような中にどんどんハマっていくのです。他の人たちも同じようにはまっていくのです。まさに伝染病のように感染していくのです。
一旦、感染してしまうと、感染した本人も毒を吐くようになります。悪口、愚痴、批判を・・・そして、まだ感染していない人たちに移してしまうのです。
感染した人たちの症状はこうなります。
・気遣いができなくなる。
・無関心になる。
・仕事に対する意欲が落ちる。
このような症状もさることながら、もっと恐ろしいことが起こります。
・周囲からの信用・信頼をどんどん失っていくのです。
最悪の場合、この人とは仕事したくないとなるのです。
僕が経験した中で、この伝染病が会社全体に蔓延してしまうとどうなるのか?
・責任感の欠如
・危機感の欠如
・仕事上のトラブルが増える。
そして、この会社とはNGと言うレッテルを貼られてしまうのです。勿論、公には聞こえて来ませんが、静かにその噂が広まるんです。(怖いのです)
会社全体に蔓延するには時間がかかります。このままじゃ会社がダメになると、危機感を感じて何とか会社を良くしようとする人がいるからです。ただ、感染率が70~80%までになると、感染を止めるのはほぼ難しいと言わざる得ないのです。頑張ってきた人たちはと言うと静かに会社を辞めていくのです。
さて、会社はというと、じわじわ感染していくので、会社としての信用・信頼もじわじわ失っていくので、根が深く、掘り返して新しい土や肥料を入れるのも難しい状況に陥っているのです。
でも、会社に居る人たちは気付きません。もう痛みを感じなくなっているからです・・・だから、次々と起こる問題やトラブルがあっても、担当者が何とか解決してくるだろう!くらいしか考えていないのです。
じゃ、感染したら治すことは出来ないのか?
一度、感染してしまうと治すのは難しいのです。周りの先輩、上司、同僚が悪口、愚痴、批判を言いだしているのを見て「嫌だな~」と感じたら、感じた時点で「逃げる」しかないのです。
でも!この仕事好きだし、会社辞めたくないと思えば、感染しないように気をつけながら、会社をもう一度、良くするんだ!と言う心意気で行動することは、結果はどうであれ凄く意義のある事なので、大いにやってみて欲しいのですが・・・・・・・
価値ある行動とは?=今ある自分の仕事を一生懸命やる事です。何か改善点があれば積極的に動いて改善してみる。それで上手くいかなければ又、次の手を考えてみる。そのような一人奮闘している行動を見て、一人また一人と僕も、私も、あの人を見習ってと少しずつ新しいやる気の芽が出始めたら会社が変われるチャンスかもいれません。
それでも感染の方が早かったら、その時は残念ですが、会社から離れていくのがベストなのです。でも、それまでの間、会社がいい方向に向かうように何とか自分なりに行動してきた事は必ず次のステージで生きてくるのです。決して無駄な行動ではないのです!!それに、こんな経験は、なかなか出来ることのない貴重な財産だと思っていいのです。
どうですか?ひと昔のようにまだまだ発展途上の世の中では、落ちるところまで落ちたとしても、何とか復活するチャンスがあったかもしれません。今のように、モノが巷に溢れていて、何かを売るにしても難しい世の中では、一度、落ちると、ほぼほぼ復活するのは不可能な時代なのです。
働いていると、色んな感情が湧いてきます。でも、何とか自分自身を大切にしながら頭の片隅に入れてもらいたい言葉があります。おそらく、昔も今も同じだと思うのですが、「今、目の前にある仕事を一生懸命やる。」これしかないのです。
今日はここまでです。最後まで読んでくれてありがとうございます。
今日も一日良い日でありますように。
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