肩書を盾に話をする人

対人

よく管理職になって自分の肩書を盾に相手を言いくるめようとする人がいます。何でこんな人を管理職に就けたのか?疑問に思いますが、今日は、肩書を盾に話をする人について考えてみたいと思います。

肩書を盾に話をする人とは、このような場面で見る事が出来ます。

1.既に、面識があるのに昇格する度にわざわざ肩書の付いた名刺を渡す。

2.会議などで、自分の意見が通らなかったりすると「俺は部長だぞ!課長だぞ!」と立場を振りかざして強引に自分の考えを進めようとする。

いませんか?このような人たち。少し深堀をさせて下さい。

1.既に、面識があるのに昇格する度にわざわざ肩書の付いた名刺を渡す。

お客様、協力会社など、もう既に何度も面識があるのに昇格する度にわざわざ肩書が付いた名刺を渡す人たちがいます。当の本人は嬉しいのでしょう。ホイホイ渡していきます。このような方の共通する点を挙げてみたいと思います。

・元気はある。プライドも何気に高い。(目立ちたがりである)

・いざ、当事者として仕事の話になると、細かい所まで詰めようとしない。どっちかと言うと仕事が雑である。結局は人に丸投げする。(責任感が薄い)

・人の話を聞いているように見えるが、あまり理解しようとしない。(人の話を聞くのが苦手である)

・思い込みが強い。(周りが見えていない)

・直属の部下や自分より下と思っている者にはめっぽう強い。(優越感を感じていたい)

・自分より上の人間に取り込むのが上手い。(出世欲が強い)

このような事が見受けられます。はっきり言って始末の悪い人なのです。

2.会議などで、自分の意見が通らなかったりすると「俺は部長だぞ!課長だぞ!」と立場を振りかざして強引に自分の考えを進めようとする。

話が煮詰まったり、自分の考えている通りにいかないと、あえて肩書を全面に出して自分の意見を強引にねじ込めよとするのです。このような人たちに共通して言えるのは

・会議などでは話が長い。(自分をアピールしたがる)

・歯向かった奴らは許さない。(根に持つタイプが多い)

・嫌いな奴の悪口を言いふらす。(味方を増やそうとする)

とまぁ、これこそ本当に始末の悪すぎる人たちなのです。

このような人たちに対して回りの人間たちは誰も口に出して言いませんが、ほとんどの場合、お客様・協力会社・社内の人間たちに陰では嫌われています。

本人の前では嫌っている素振りは見せません。ある意味残酷なのです。本人は当然、気付いていないし、むしろ好かれてると思っている事が多いのです。

昔、自分の先輩にあたる人が肩書を盾に話をする人だったんですが、その先輩、こともあろうに、周りの人たちにどう思われているか本当の事を知ってしまいました。その先輩はショックで自信を失くし精神を病んでしまいました。

何とかこのような人たちを救える手段があるのかと言えば非常に難しいと言わざるえないのです。もう既に「裸の王様」なのです。これを抜け出すには、本人が「気付いて」少しずつ意識を自分の中で変えていくしかないのです。ただ、この「気付く事」が非常に難しいのです。難しいので、自分の行動を変えてみるしかないのです。仕事の大小に関係なく、「丁寧」に仕事をする事を心掛けてやってみることなのです。そうする事で、徐々にですが、周りの見方も変わってきます。何故なら、「丁寧」に仕事をするとなると、周りの人に聞いたり、教えてもらったりすることが必要となります。又、お客様や協力会社との細かい部分の打ち合わせや調整も必要となってきます。そうなると知らず知らず自分の肩書を意識することが薄れていき、今まで見てきた自分の目線も変わってきているはずなのです。時には部下目線、時にはお客様目線、時には協力会社目線と。。。。結果、周りが見えるようになって、仕事の張り合いも変わってくるのです。

逆に、肩書を盾に話をする人が順調に出世したら?と思う人がいるかもしれませんが、僕が見てきた限りでは、順調に出世することはあり得ませんでした。何故なら、出世すればするほど、「責任」の重みが大きくなり、社内だけではなく、対外的にも「発言」の重みが増してきます。実は、その重圧に自分が耐えられなくなり精神的に病んでしまったり、普通では考えられない行動を起こしたりして、自分の立場を追われ表舞台から消えていくのです。

今日はここまでです。最後まで読んでくれてありがとうございます。

今日も一日良い日でありますように。

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