学校を卒業して、就職。どうしよう?

自分

学校の卒業が近づいてくると、みんなそれぞれ、自分の進路を考えます。就職どうしようかな?でもやりたい事が見つからない。そんな人も多いのではないでしょうか?事実、僕もそうでした。やりたい事が見つからず、何となく、そう何となく学校から勧められた会社に入ったのが、僕の社会人としてのスタートです。今日は、僕が社会人になった時の気持ちから話してみたいと思います。

僕の時代は、まだ、インターネットが普及していない時代です。だから今のように、色々とインターネットで調べる事が出来ない時代で、自分で本を読んで調べるか?誰かに教えてもらうか?でした。だから、、、

・あっそうなんだ!▲▼はこんな仕組みになっているのか?

・コピー機って色んな機能が付いていてこんな使い方もあるんだ。

・お客様に書く手紙の書き方は、こうやるんだ。

・スーツは○○ブランドがいいな。

・お酒の飲み方?ビールのラベルはお客様に向けるんだ!

・日本酒、熱燗、空になった徳利は倒しちゃいけないんだ!

と色々と社会人のたしなみみたいな事を諸先輩から「仕事から酒の飲み方」まで教えて頂きました。ある意味、インターネットがない時代は、人から、見て、聞いて、やって学ぶ時代でした。

僕も社会人になってみないと社会というものが分からないと言う気持ちが強かったように思います。だから、頭の中を真っ白にして、何でも吸収してみようと思っていました。将来的にはこうなりたいとか。目標を立てて、そこを目指して進むんだ!みたいな事も考えていませんでした。仕事が終わって、先輩方から飲み行くぞ!麻雀に行くぞ!パチンコに行くぞ!と言われればホイホイとついて行きました。

仕事は営業マンでした。ただ、カタログを見せて品物を売る商売ではなく、お客様から

○○を作るのに、このような機械が欲しいんだけど、作ってくれない?と言われて、世界にひとつしかない機械を作って納める会社でした。

ですから、最初は見積するのも大変。何が何だかさっぱり分かりません。材料費、購入費、外注加工費、人件費、梱包輸送費、諸経費などなど???初めて聞く業界用語?仕事用語?社内用語?・・・と言われる言葉は飛び交うし、製品価格の決め方にしろ、本当にこの価格が適正なのか?否か?そんな判断も分からない中で、まずは言われた事をやっていました。

僕が社会人成り立ての頃、一番、知りたかったのが、世の中の仕組みと言うか、社会の仕組みです。多分、その為には、仕事を通じて知るしかないと思ってました。それともうひとつありました。何でも自分で体験してみないと本当の所は見えてこないだろうと頭の中でいつも思っていました。

だから自分で言うのもなんですが、真面目に働きました。仕事での失敗も数知れずです。もちろん仕事が終わって飲み行く時も全力でお付き合いし、色んな店に連れて行ってもらいました。

一つだけ良かった事は、飲み会の席では、ほとんど仕事の話はしなかった事です。多分、先輩方々も朝から晩まで仕事漬けは避けたかったんだと思います。飲み会の席での会話と言えば、異性の話、学生時代の武勇伝、出張時に美味しかったお店の話などバラエティーに富んでました。(ほとんど話した内容は忘れていますが(笑))

社会人の第一歩としては、甚だ甘~い考えで、何のポリシーもなかったかもしれませんが、無知な僕としては世の中を知るには、凄く有意義な時間だったと思います。

もし、この時代にインターネットが既に普及していたら、逆に先回りして色々調べて、知ったかぶりしていたかもしれませんし、効率の悪い事はやらない。先輩方々との飲み会やお付き合いにも面倒くさいから参加しなかったかもしれません。

今思えば、自分の中で「何事も自分で笑われてもいいから体験して見る」と言う気持ちがあって、仕事では、もっとこうした方が注文が取れるだろう!とかお客様に対するプレゼンはこうやれば興味を示してくれるじゃないか?と考えながら色々試して、失敗や恥ずかしい思いを数々してきましたが、いい体験が出来て良かったと思っています。

現在、様々な情報はインターネットを介して知る事ができますが、結局は何かを知っても本当に活かしたいとなれば、実際に体験して自分が肌で感じていくしかないんだと思います。

それこそ年齢は関係なく、仕事でも遊びでも生きている限りやりたい事があれば「自分を実験台」としてどんどん使ってあげるしかないんだと思います。

今日は何となく取り留めのない話をしてしまいましたが、僕の正直な気持ちです。

今日はここまでです。最後まで読んでくれてありがとうございます。

今日も一日良い日でありますように。

コメント

タイトルとURLをコピーしました