自分さえ良ければいいと言う気持ち

自分

自分さえ良ければいいと言う気持ちって何で湧いてくるんだろう?

幼い頃は、多分、おそらく、そんな感情はなっかたと思います。

それが、物心が付きだして知識や経験を学んでいく過程で、家庭、学校、職場で「嫌な事があったり」「嫌な事をされたり」又は、テレビの報道などで、「残忍な事件」「著名人などの不幸話」などを見ている内に、自分自身の防衛本能が働いて、知らず知らずに憑りつかれた感情かも知れません。

この「自分さえ良ければいいと言う気持ち」は社会人になるとより顕著に現れます。

・文句やもっともらしい事は言うけど自分の意見は言わない。

・仕事でミスした人間には物凄く怒ったり罵ったりするが、自分から助けようとはしない。

・何も言わず見て見ぬふりをしている。

・会社に行けば取り敢えず給料は貰える。

・面倒くさい仕事、リスクのある仕事は他の誰かにやってもらうか、誰かにやらせるように仕向ける。

・何があっても会社のルールを守る。

・自分の居場所は何が何でも確保する。

・いい人そうに見えて、困っている時に手を差し伸べてくれるかと言うとそうではない。

僕が会社で見てきた「自分さえ良ければいいと言う気持ち」を持っている人の特徴です。

又、実際の行動には大きく分けて2つあるように思えます。

1.言葉で自分を守る人

2.目立つ行動は極力さける人

少し詳しく説明したいと思います。

1.言葉で自分を守る人

お客様の所に部下と訪問した時に・・・

お客様
お客様

今度、新製品の開発をしようと考えてます。色々無理言うかもしれませんが、協力の方、宜しくお願いします。

本人
本人

分かりました。担当は○○ですが、私も全面的にバックアップしますので、宜しくお願いします。

と最初は当たり障りのない会話ですが、いざ、話が進むにつれて内容も煮詰まって来て様々なやり取りが繰り広げられます。

そんな時、お客様からの電話での対応で・・・・・

お客様
お客様

新製品の開発に向けて担当の○○さんに色々と質問や資料を要求しているのですが、中々回答を貰えてないんですが、どんな状況ですか?

本人
本人

本当ですか?○○に強く言っておきます。社内の●●部にも早くやるように言ってあるんですけど、動きが遅くて参ってるんですよ。

お客様
お客様

そうなんですか?いずれにせよ宜しくお願いします。

と本人は無事に乗り切ったと考えているかもしれませんが、会話の中で責任を他人に転嫁してしまっているんです。

お客様から見れば「この人、この会社大丈夫か?」となるんです。

2.目立つ行動は極力さける人

一見、何をやっても、そつなくこなしているように見えるのですが、仕事に気持ちが入っていない事が多く、「言ったことはやってくれるんだけど、せっかくだから、この資料も揃えてくれてると助かるのに!一から十まで言わないと動いてくれないんだな。△△さんは・・・・」となる。

本人からすれば「仕事をきっちりやっている」と思っているんです。

ただ、何と言うか周囲の人たちから見ると「気持ちが入っていない」ようなオーラを感じてしまうんですね。逆に本人が誰かに頼み事をする時には「お願いしたとおりになっていないと、不機嫌な態度を取る」本人は全くそんな素振りは出していないように思っているのですが、見ている人たちには感じてしまうのです。

いかがですか?少し深堀してみました。誰もが自分を守ることは防衛本能としてあることだと思います。ただ余りにも「自分さえ良ければいいと言う気持ち」を出し過ぎると歯止めが効かなくなり、本人と周囲の人たちとの捉えた方に、大きなギャップが生じてしまっているんです。

このような人たちの結末は、総じて「会社を辞めていくか」「閑職に追いやられている」かのどちらかでした。

じゃ!!どうすればいいの?となる訳です。

僕に言えるのはひとつだけです。

「こうしてあげたら、きっと喜んでくれるよな。」と言う思いやりを少しでも良いから自分の気持ちの中に付け加えてあげることだと思います。

今日はここまでです。最後まで読んでくれてありがとうございます。

今日も一日良い日でありますように。

コメント

タイトルとURLをコピーしました