人を見る目?

対人

「人を見る目」を養うことは本当に難しいことだと思います。良く人の評価はいい加減だからと言いますが、分かるような気がします。今日は「人を見る目」について少し僕なりの考えを書いて見たいと思います。

僕は営業マンとして過ごしていた日々、仕事の関係で色んな経営者の方とお話をする機会がありました。みなさん人財について必ず同じ事を言っていたように思います。

「面接」をして、いい人だと思って採用したけれど、なかなか自分の考えたようにはいかないな~と不満を持っている方が多いことです。

外野から、不満があると言われてる人を見ると一生懸命仕事しているように僕からは見えます。当然、内と外から見るのでは違うので、何とも言えませんが、そうなのかな~と思ってしまいます。

こんな事もありました。どうしても取りたい仕事があって○○会社へ何度も足を運び担当者のD氏と信頼関係も築けたと思い何とか注文に結び付ける事が出来そうと思っていたのに、コロっと他社に注文を取られてしまった。理由を聞くと他社の見積金額がやや安かったとの事!えっ~なんで、言ってくれれば内の会社も金額下げたのに~。担当者D氏はそんなドライな人には見えなかったのにな~自分も人を見る目がないよ。

お客様の立場から見れば決定権は担当者のD氏じゃないかもしれないので、決定する方法も公平を期する上で一定のルールがあるかも知れません。それは本音と建て前であって、ヒントくらいくれてもいいのにと考えてしまうのが、人の心理と言うものなのです。でも担当者D氏の立場からすれば、他社の営業担当とも良い関係を築いている可能性があるので、実は難しい部分なのです。

ここで、良く考えたいのですが、2つの事例を挙げたように、会社経営者の方々、採用されて入社した社員の方々、○○会社の担当者、みんな違うお母さんのお腹から生まれて、みんな違う環境で学生時代を過ごしてきたわけです。当然、その時点での人生観、世界観、モノの価値観は違うし、そこに本人の性格や社会人になってからの様々な価値観も加わるわけで、本当の意味でその人を知ると言うのは難しいことなのです。

男女との関係も同じだと思うんです。一方は毎日でも会いたい。そしていずれは○○な関係でずっ~といたい。と思えば。相手の考えはもう少しドライで将来的な事はまだ考えていないとか。お互いに何でもっと自分の事、見て理解してくれないのかな。と考えてしまう。

このように、どうしても自分の主観が入ってしまうのです。だから「人を見る目」を養うのは至難の業であって、不可能に近いのです。それよりも、折角、知り合えたのだから、その人との関係を育てて行こうと言う気持ちをもった方がよっぽど健康的で建設的なのです。相手を少しずつ理解する事で、相手方の方も同じように少しずつ理解をしてくれるはずなのです。その過程で、自分はやっぱりこの人とは合わないわ!と思ったら相手もそれを感じて自然と離れていくと思うし、仕事の上ではお互いパートナーとして必要性を感じていても、プライベートは別として、ドライな関係でいる場合もあると思います。男女の関係も一緒にいたいと思えば結婚まで繋がる可能性はあるし、そのままの状態で長くお付き合い出来ればいい。と言う関係もあると思うのです。全ては、人それぞれの価値観や経験から来ているのです。ただ一つ言えるとしたら、仮に離れてしまっても、広い心で、何かあれば、いつでも連絡下さいと言う気持ちだけは自分の心の中に作って置くことが大事なんじゃないかなって思います。(口に出す必要はありませんが。。。)

「人を見る目」を養うことよりも「会った人との関係を育てていく気持ち」を大切に日々暮らして見て下さい。

今日はここまでです。最後まで読んでくれてありがとうございます。

今日も一日良い日でありますように。

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