謙虚さ

対人

謙虚とは控えめで、つつましく、へりくだって、素直に相手の意見などを受け入れること。とあります。僕はやっぱり、仕事においてもこの謙虚さは必要だと思うのです。今日はこのテーマで話してみたいと思います。

仕事をしていると様々な人との出会いがあります。そして一緒に仕事していると感じることがあります。

・この人、ちょっと苦手。

・この人、威張っていて感じ悪い。

・この人、無口で、自分の意見を言ってくれないから、良く分からない人だな。

・この人、良くしゃべるな~。

・この人、調子がいいな~。

・この人、理屈っぽいな~。

・この人、楽しい人だな。周りが明るくなる。

・この人、感じがいいな。仕事しやすい。

・この人、話をしていると疲れる。

・この人、人任せな人だな~。

・この人、真面目でしっかりしてるな~。

と最初の第一印象はどうしても自分の経験からのイメージが強いので、なかなかフラットに見ることは出来ませんが、仕事をしていくうちに、「あ~この人、信頼できる」何て言うのもありますから、その人を理解するには、お互い時間がかかるんだと言う事を考えておかなければなりません。「お互い」と言うのは、相手だって自分を見ている訳で、当然ながら自分も相手から評価を受けているのです。だから自分の振る舞いが、相手から見たら「感じ悪い」と思われれば、中々、お互い打ち解けて仕事をしていこうとはならず、重い空気の中での仕事となるでしょう。

昔よりは減っているかもしれませんが、今でも、その人を知る為に「お酒」の力を借りてお互いを理解する場にしている人もいます。いわゆる飲みにケーションですね。飲みにケーションをしても打ち解けない時もあります。酒癖悪い人とは知らず、飲んだら余計、悪いイメージをもってしまったなんて言うのもあります。

一緒に仕事していく以上、この人はどんな人なんだろう?この人はいつも何を考えているんだろう?と人なりを知りたいと興味を持つのは当然だと思うのです。

ただ、ここで、付き合いも浅いのにズケズケと色々と聞いてくる人がいます。どこに住んでるの?彼女、彼氏いるの?兄弟は?etc・・・・・・

ここで求められるのは、「謙虚さ」なんだと思うのです。相手の事を良く見て、ここまでなら、この人には、この質問をしても大丈夫だよな。と考えて出来ればいいのですが、、、、、これが・・・

・何も考えず根掘り葉掘り聞く人

・初対面なのに色々聞いてくる人

・相手はお客様なのに、いきなり色んな情報を引き出そうとする人

とまぁ、ズケズケと聞いてくるもんですから、聞かれた本人としては?

・何で?あなたにそんなことまで聞かれないといけないの?

となるのです。

ただ、本人は何の悪気もありません。聞いたっていいでしょう?と言うくらいしか考えていないのです。人間の性格や所作は、意識していなければ、そんな簡単には変わりません。

見ていると、そのように人の気持ちを考えず、ズケズケと聞いてくる人は、だいたい若い時からそうなんです。だから年齢を重ねても言い回しはともかく、ズケズケと聞く言動は変わらないのです。

じゃ~どうしたら、その性格と言うかそのような言動が治るか?と言うと、やっぱり自分で気付くしかないのです。誰かに指摘されたら治るのか?と言われれば治らないのです。先程も言ったように、本人に悪気がないからです。

治るキッカケを見ていると、自分が相手の立場になった時なのです。自分がこれまでしていた事を逆にされた時なのです。但し、それでも治らない人もいますが・・・・・

ズケズケと言う本人は気持ちいいかも知れませんが、そんな時間は長くは続きません。そして、遠くない未来に降りかかる自分の運命も、本当に自分で作っているのです。

これは、僕が聞いた、ズケズケと言っていた人が、その後、どうなったか?の後日談です。

(遠くない未来)

・長年、変わる事なく、いつものように相手に不快な思いをさせている人

→この人感じ悪いな~。と思いながらも働いている人が、、、会社の辞令で昇格!

→今までズケズケ言っていた人より偉くなってしまった!

→本人はと言うと・・左遷、出向、転籍とその後の道を歩むことになる。

・お客様に物怖じもせずズケズケと話をしては、不快な気分にさせていた人

→お客様が出世した。偉くなった。

→注文がさっぱりなくなった。

口は災いの元ともいいますが、やはり普段からつつましく、控えめで、それでいて素直に相手の話や相手のしぐさを見ながら、話し方を注意していかなければなりません。決してへりくだり過ぎて、何もしゃべっちゃいけないと言うわけではありません。言うときは言うメリハリは必要ですが、普段からの心掛けが出来ていれば相手を不快にさせることはないですし、話す内容も問題はなくなるのです。

だからこそ謙虚さは必要なのです。自分の為なのです。

今日はここまでです。最後まで読んでくれてありがとうございます。

今日も一日良い日でありますように。

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