社会に出ると何故！学歴は関係ないと言われるのか？

実は、会社に入ると仕事以上に大変な事があります。「人間関係」です。どんな仕事もそうですが、頭で理解出来ていたとしても、初めは、先輩や上司に仕事のやり方を教えてもらいます。ここで、丁寧に教えてくれる先輩や良い上司に巡り会えて指導を仰げていればいいのですが、逆にいい加減な先輩や悪い上司にあたってしまうと、会社が嫌になったり、場合によっては精神をやられてしまう人たちがいるのです。元々、一生懸命、勉強してきた人たちです。みんな真面目なのです。だから余計にショックが大きく深い心の傷として、その傷が癒えないまま、その後の会社人生を過ごしている人たちも多いのです。

この「人間関係」と言うのは勉強してどうにかなるものでもないのです。厄介な存在なのです。ただ、どんな仕事でも決して一人では成立しません。どんな形であれ人と交わらなければなりません。避けることができないのです。

本来、学校で勉強したことを活かせると思い入社した会社でも、この「人間関係」が問題で実力を発揮する前に会社を辞めていく人も多いのです。

「社会に出ると学歴は関係ない！」と言われる所以はここにあると思うのです。

ここに分かれ道が現れるのです。

１．会社を辞める。

２．我慢して会社に残る。

（会社を辞める）道

会社を辞めて別の会社に行くのも良し。起業するのも良し。ただ、そこでも「人間関係」はあるのです。

（我慢して会社に残る）道

人間関係に悩みながらも、仕事を覚え一人でどんどん出来るようになると比例するように、人間関係も安定してきます。但し、新しい人が入ってきたり、人事異動などで、上司、先輩が変わったりすると、又、新たな「人間関係」が始まります。

どんな道を選んでも「人間関係」は付きまとうのです。

ここからは、僕の経験です。僕もこの「人間関係」には、本当に悩んでいました。転職もしていますが、会社の中での転勤、出向など、本当に、３年周期くらいで、環境の変わる中で仕事をしてきました。僕から見て意地悪な先輩や上司も沢山いました。勿論、凄く理解してくれる先輩、上司にも巡り合えました。でも、どんなにいい先輩、上司でも意見が食い違う事もあります。その時はやっぱり関係がギクシャクしたりします。僕は僕で悩みます。ストレスも溜まります。イライラもします。ましてや僕自身の性格もあるのですが、嫌な事があった場合、その事をいつまでも引きずってしまっていました。そんな気持ちをどうすれば和らげることが出来るのか？色々と試しても見ました。自己啓発本や心理・精神の本など読み漁りました。でも中々、悩みは解決されませんでした。ただ言えるのは時間と共に嫌な思い出が少しずつ僕の中で湧き上がってくる回数が減ってきました。多分、それは抱える仕事に集中して取り組んだ事、又は私生活などの環境の変化や、新たな「人間関係」が生まれて、別の嫌な人たちが生まれ、元々の嫌だった人間関係の矛先が変わったんだと思います。

結局は社会に出るとその繰り返しなんだと思います。ただ経験を重ねていくと少しは冷静さと言うか、感覚的と言うか、いい加減ですが人を見る目というか、この人はちょっと自分とは合わないなと感じれば、仕事でも距離を置きながら淡々とこなせるようになったということです。決して人間関係における立ち回りが上手くなった訳ではありません。

今日のテーマである「社会に出ると学歴は関係ない」と言うことですが、一生懸命に努力して難関な学校に入って、そこで勉強した事は直接的じゃなくても、知らず知らずに活かされているはずです。（自分の持っている記憶力とか集中力だって仕事をする上で必要な要素です。）又、転職活動をすれば分かりますが、日本はまだまだ学歴社会なのです。だから、学歴は関係ないと言うのはちょっと違うと僕は思っています。

ただ、何度も言うように「人間関係」だけは、答えのない世界なので、悩ましいことが沢山あります。反面、仕事において、理屈だけでは説明できない事なんかを教えてもらったらり、それこそ人間関係の付き合い方や向き合い方なども覚えたり教えてもらうのも人間関係からなのです。

これまでも様々なテーマでブログに色々と書いていますが、読んでもらうとわかるのですが、そのほとんどが、人間関係に関わるものなのです。これだけ、深くてすそ野が広いのです。

今日はここまでです。最後まで読んでくれてありがとうございます。

今日も一日良い日でありますように。