「本当は今いる会社を辞めたくない」と心の中で思っていても、辞めざる得なかったと言う人たちがいます。今日は、このテーマで話をさせて下さい。
いい会社、悪い会社は別にして、今いる会社は一緒に働いている仲間との意見の違いや時には言い合いをしても、何だかんだ言って、それでも、時には楽しくおかしく仕事が出来ていて、この会社で働いて良かったと思っている人たちがいます。勿論、それに給料とか良かったら最高ですが、「働き甲斐」と言うものは、人それぞれ本当に違うものだなと僕は色んな会社で働かせてもらってつくづく感じていました。
なのに、そんな会社でも辞めざる得ない状況が本人の意思とは別の所で起こります。
それはどんな時か?
◎会社の経営状態が思わしくない。
そうなんです。経営状態が悪い時に突然、予期してない事が起こるのです。
そして経営陣はどういう判断を頭の中で巡らしているのか?
1.無駄な経費を極力削減しよう。
2.給料の高い人を辞めさせたい。
3.気に食わない奴を辞めさせたい。
このような変な思考を巡らせているのです。
さて、業績見通しが悪くなっていくと、いよいよ実行に移していくのですが、どうやってするのかと言うと?矢継ぎ早に色んな課題をリストラ対象にされた人たちに与えていきます。与えられた課題が未達成だと、「何故?出来ないのか?ネチネチと追及してくるのです」そうやって精神的にも追い込んで行きます。最初は我慢していても、追い詰められていく当の本人は会社が段々と嫌になっていきます。最終的には辞めるという判断を自らしていくのです。
業績が悪くなって大々的にリストラも出来ないような会社が使う手なのです。
今まで頑張ってくれてた人を辞めさせると会社の状態がどうなるのか?深く考えていないのです。むしろ、人を変えても何とかなると思っているのです。だから、負の連鎖が起こっていても、やり方を変えることがありません。
本来、普段から社員の行動や社内の雰囲気を感じて、業績が思わしくない時は思い切って、みんなと相談したり、このチームで何とか難局を乗り越える為の方法を探そうとしないのです。ただ単に固定費を下げる事ばかり考えていて、もっと真剣にどうしたら良い方向に軌道修正出来るかを考えようとしないのです。楽な道を選択しているのです。こうなると業績の悪くなった会社を立て直す事はほぼ不可能なのです。
「働き甲斐」ってみんなそれぞれ感じ方は違いますが、会社がピンチになった時には、本来なれば、このような仲間が会社を助けてくれるのです。
そんな会社からは、こんな声が聞こえます「あの人はいつも気持ち良く仕事をしてくれているのに、何で?会社を辞めたの?」とね。経営陣は、会社を自分たちのモノと考えているから、もう何も見えないのです。いくら新規で採用しても、せいぜい、類は友を呼ぶになっているのです。
今日はここまでです。最後まで読んでくれてありがとうございます。
今日も一日良い日でありますように。
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