会社を辞める時は、しっかり誰かに引き継ぎをして下さい(自分のためでもあるのです)

自分

僕も何人も会社を辞めて行く時の姿を見て来ました。綺麗に辞めて行く方、醜く辞めて行く方、人それぞれですが、やっぱり、会社を辞めて行く時は「こうありたい」と言う事を今日は書いていきます。

会社を辞める理由は人それぞれ内に秘めた理由があるので、そこは問わないのですが、僕の言う「醜い会社の辞め方」と言うのは、後任にしっかり引き継ぎをせず、さっさと自分の権利である有給を消化して辞めて行く人のことなんです。

何で、しっかりと引き継ぎをせず辞めていくのか?

・今まで溜まっていた会社に対する憎しみがある。

・むかつく上司の為に何でしっかり引き継ぎをしなければならないのか?出来ればいい加減な引継ぎで困らせてやりたい。

・一刻もこの会社から離れたい。

会社を辞める時って、やっぱり多かれ少なかれ会社に対して不平・不満があるとは思うのです。これは仕方がないことだと僕は思います。事実、自分もそうでしたから。

ただ、辞める際の引き継ぎは「自分のため」だと考えてしっかりやって欲しいのです。何故か?

・次の会社または独立して事業を始めた時に、もしかすると巡り巡って辞めた会社と関係性が出るかもしれない。

・仕事は最後は人と人の関係ですから、上司・同僚・後輩や関連会社の人たちと、いつかいかなる場所もしかすると仕事関係するかもしれない。

と言うように「まさか!どこかで又、関係性が出るなんてありえないよ」と思っていても思いもよらない所で関係性が出てくることだってあるのです。こればかりは分かりません。仮に全く別の業界で働いていても、何かのきっかけで関係性が出ることだってあり得るのです。

その時に自分が損をするようなイメージを持たれないようにして欲しいのです。

当然、適当に引き継ぎをすれば、会社に残った人たちが困ります。人間って、その困った時の思い出の方がより鮮明に記憶に残っている場合が多いのです。そうなると、「あのいい加減な人」となって、もしどこかで関係性が出来た場合、そう思われてしまうのです。

そしてこれが一番重要な理由なのですが、僕は「自分のため」にしっかり引き継ぎをして欲しいと言うのは・・・

しっかり引き継ぎ業務をする事はある意味しっかり仕事をする人でもあるのです。「どうせ辞めるからいい加減に引き継ぎすればいいや!」と考えている人は、他に転職したとしても、いい加減な仕事しか出来ないのです。

人間って思っている以上に不器用だと思うのです。

「この仕事は適当に!この仕事は気合を入れてやろう!」と考えていても、いつもの自分の姿に戻ってしまうのです。(楽な方へ向いてしまうものなのです)

大事な仕事でも「まぁ、このくらいでいいか。」とか「これまでやればいいだろう。」とあくまでも自分本位になっているのです。

本当に大事に仕事している人と言うのは「この次の展開を考えてこの仕事は、こうやっておかなければいけない」とか「お客様の事を考えると、●●しておいた方がいいな」と言うように自分本位ではなく、相手目線で物事を考えているのです。このような思考は直ぐに身に付く訳ではありません。普段の仕事を大事にしているからこそ身に付くものなのです。結局は日々の積み重ねなんです。

最後はどんなに憎んでいる人やどんなに酷い仕打ちを受けた会社でも引き継ぎだけはしっかりやって欲しい理由はそこにあるのです。

ただ、もうこの人とは一緒にいるのも嫌だ!同じ空気を吸うのも嫌だ!だから引き継ぎは難しいと思えば、引き継ぎノートを作成して細かく誰が見ても分かるようにするだけでもいいのです。

色々あって嫌な会社だったけど、引き継ぎだけはしっかりやった!と言う自分の中で「証」を持っておいて欲しいのです。そうすれば次のステージに進んでも新鮮な気持ちで向かっていけるはずです。事実僕がそうでした。今日はこの事を伝えたくて書きました。

今日はここまでです。最後まで読んでくれてありがとうございます。

今日も一日良い日でありますように。

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