人を見下す人間

対人

会社で働いていると正社員、派遣社員、アルバイト、出向してきた社員など様々な事情から「縁」があって共に働いている職場が日常的な姿だと思います。そんな中で、必ずと言っていい程、俺は、私は「正社員」だからと、自分は一つ上の世界の人間のような「人を見下す人間」がいます。今日は、そんな人間の心理状態を探っていきたいと思います。

そもそも人間って、何故?優劣を付けたがるのか?その理由は?

1.自分の居場所を確立したい。

2.自分は「正社員」なんだとみんなに周知させたい。

3.自分の方が立場が上なんだ!とわからせたい。

僕がいろんな会社を見て来て感じた感想です。特に大きな会社入るとその傾向は強いと思います。一生懸命勉強して一流大学に合格し一流会社に入社したのだから。ある意味、一生懸命勉強した特権なんですね。だから、仕事が出来る出来ないは二の次なのです。一流会社に入った!=ゴール!と声には出しませんが思っている人が多い。

実際、会社に入ると受験勉強のようにはいきません。1+1=2ではない事が多いのです。つまり回答がいくつもあるんです。「人を見下す人間」は元々は、真面目ですから余計戸惑ってしまうのです。新入社員からこの傾向があります。

もう一つは、自分よりも出来る人間が一人でもいると、もしかすると他にも出来る人間が沢山いるんじゃないか?と疑心暗鬼になる。それが、知らず知らず劣等感を持ってしまって、自分の気持ちを隠そうとする。傾向がある。

特に会社に入ると学歴とか関係なく、仕事も含め人間的にも気持ちのいい人がいます。そのような人たちを肌で感じると、変なプレッシャーを感じてしまうのかも知れません。

実はこの逆もあるのです。家系、学歴や主だった経歴もない。それが自分の心の中では、物凄いコンプレックスとなっていて、本当は思いやりもあって仕事も出来ていたのに会社での地位が上がっていくうちに「人を見下す人間」になる人たちなんです。

どちらも、その後どうなるのか?行動は同じなんです。会社にしがみ付くようになるんです。それも自分の仲間を増やし、社内で自分に対して脅威になる人間は排除しようとする行動を起こすのです。正直、「人を見下す人間」は周りが見えていないのです。周りが見えないどころか?会社の実態も分かってないのです。

会社の実態?=会社の本当の実力が把握出来ていないのです。要するに危機意識がないのです。だから本当に会社の業績が落ち込んで来た時には、何も役に立たないのです。むしろ、そんな状況でも、当の本人は誰かの責任にする事に力を注いで足を引っ張る始末なのです。

「人を見下す人間」と言うのは百害あって一利なしが、残念ながら僕の感想です。何か打つ手はないの?と言われればこれも残念ながらないのです。仮に何かアドバイスなどをした場合、それが返って、本人からすれば批判されているように聞こえてしまうのです。

年齢が若かったら、もう一度、何とかやり直せると思われるかもしれませんが、なかなか難しいのが現実なんです。

人を見下してきた人間」の末路は本当に悲しい限りです。周りが、もうこの人は終わりだと気づいたら潮が引いたように人が離れて行きます。当の本人は空気が読めていないので、ショックが大きく、会社を退職したり精神病になったりしてしまうのです。

今日はここまでです。最後まで読んでくれてありがとうございます。

今日も一日良い日でありますように。

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