業績が悪い会社ほど足の引っ張り合いが激しい

会社

業績が悪い会社ほど足の引っ張り合いが起こるんです。「バカじゃないの!」と思いますが、これ事実なんです。

業績が悪いと言うことは給料もボーナスも上がらない。なのに!何で足の引っ張り合いをするのか?

1円でも多く注文を取って来る!

1円でも多くコストを下げよう!

とならず

・営業が注文を取ってこないからだ

・営業サイドはいいサービス、いい商品がないからだ!

と罵り合いが始まるのです。

なんでこんな事が起こるのか?

・簡単なんです。何をしていいのか?分からないんです。だから不平不満があっちこっちから聞こえてくるのです。

お腹が空いた赤ちゃんと同じです。ビービーと騒ぐんです。

そうやってどんどん社内で犯人捜しみたいな事が起きてくるのです。どんどんどんどん内向きになるのです。

でも!でも!そんな事していたら会社の業績が下がる一方だから、いずれは誰かが立ち上がってこのままじゃダメだ!!となって何人かの有志が現れてくるのでは?

「ドラマのように救世主が現れて会社を変えてくれる!なんて事にはならないのです」

それよりも社内を見渡すと不思議な光景が見られるのです。仕事量は確実に減っているのに、何故か?残業している人がいるのです。要するに仕事をしているフリをしている人がいるのです。それと残業代は当然、もらえる権利と考えているのです会社の事より自分の事ばかり心配するのです。

・自分の給料

・自分の立場

・自分の将来 etc・・・

だからこそ、そんな中で誰かがミスをしたらここぞとばかり自分の立場を守る為にミスを徹底的に指摘するのです。挙句の果てには徒党を組んで自分と同調しない人を攻撃するのです。

でも上層部が最後の砦となってみんなの意識を変えようとするのでは?

勿論、上層部はみんなの意識を変える為に、根性論・精神論的な事を社員を集めて鼓舞しますが、その上層部も自ら行動で示すことはしないので、何だ!口だけか!と一般社員の間では冷めた目で見ているのです。業績の悪い会社の社内は、これが実態なんです。

仕事に魔法はありません。

会社を復活させるには地道にコツコツと1つ1つの仕事を丁寧にやっていくしかないのです。

業績の悪い会社は、このコツコツと丁寧に仕事をしていくのが出来ないのです。直ぐにでも結果を欲しがります。要するに我慢が出来ないのです。

そして最悪な行動に出るのです。

・仕事を無理して安値で取ってくる。

・早く売上を上げたいので、雑に仕事をする。(早く仕事を終わらせようとする)

・協力会社には無理な値引きをして仕事をやらせる。

さらにどんどん自分たちの首を絞めていくのです。自業自得ですが、注文を出したお客様からしたら、たまったもんじゃありませんし、協力会社からすれば、内心早くこんな会社と縁を切りたいと思っているのです。

結局、お客様や協力会社からの信用も失って、最後は行き着くところまで行ってしまうのです。

これが「業績が悪い会社ほど足の引っ張り合いが激しい会社」の実態なんです。

余談なんですが、会社が倒産した後も、

「会社が潰れたのはあいつのせいだ!」

「社長が馬鹿だったんだ!」

「あの会社はほんとクソ!」

「こんなことになるならもっと早く会社を辞めておけば良かった!」

「あの会社に入って失敗した!」

「あの会社に入っていなければ

と会社が倒産しても事あるごとに、ぐずぐずと言う始末。いやはや困ったもんです。

ここまで来ると、ほぼ自力での復活は不可能で、どこかの会社に買収してもらうしかないのです。それも買ってもらえるような魅力が、まだ少しでも残っていればの話ですが・・・

今日はここまでです。最後まで読んでくれてありがとうございます。

今日も一日良い日でありますように。

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