仕事で何度も「悔し涙」を流したことがあります。そんな時、僕はどうやって立ち直っていったかを話していきます。
1.若い頃は仕事の段取りも中々、上手く出来ず悔しくて一人家に帰って泣いていました。
泣きながら考えます。どうしたら仕事が上手くいくようになるかを・・・そして僕の取った行動は。。。
休みの日に会社に行って、ひたすら過去のファイルを見てどんな段取りで仕事を先輩たちがやってきたのかを参考にします。
勿論、社内のルールが変わっている場合もありますが、それでも必ず参考になると考え、過去のファイルを読み返し、自分がその仕事を担当してやっている想像をしながら、参考になる部分をコピーしたりメモを取ったりして1日たっぷり会社で、今、抱えている仕事にどう生かすかイメージトレーニングをしていました。
その後、この方法を繰り返すことで、徐々に仕事もスムーズに進むようになり、少しずつ涙から笑顔へと変化していきました。
2.営業課長になりたての頃、中々業績が上がらず悩んでいました。上層部からは早く結果を出せと煽られ、自分としては課長になったばかりなんだから、もう少し時間を下さいよ。と言いたいくらいなのに、結果が出なくて、苦しいのと、そして悔しくて一人家で泣きました。
泣きながら考えます。どうしたら仕事が上手くいくようになるかを・・・そして僕の取った行動は。。。
良く考えました。上層部にいちいち指摘を受けてその都度、行動や言動を変えていたらそれこそ、八方塞がりとなってしまうので、今、自分が地道にやっている事は、後々必ず実ると信じて方針は変更しませんでした。但し、上層部には正確に今やっている事と経過を伝えておかなければなりません。そうでないと、いちいち指摘を受けていたら仕事がやりずらくなるからです。そこで、レポートとして纏めて報告することとは別に、ペーパーだけでは意図することが理解してもらえないと困るので、何度も何度も本当に短い数分間を利用して直接コミュニケーションを取ることに心掛けました。それと、もう一つ自分の人間性も理解してもらうことにも努めました。
そうする事で徐々に自分のやりたい事を理解してもらえるようになり仕事がやりやすくなりました。と同時に結果も少しずつ現れるようになりました。
3.お客様から理不尽な事ばかり言われる。異常な値引き圧力がある。何で?そこまでやるの?下請の事を考えてないのか?自分の会社の事ばかり、自分の成果ばかりを考えているお客様に対して悔しくて涙と怒りが収まりませんでした。
泣きながら考えます。どうしたら仕事が上手くいくようになるかを・・・そして僕の取った行動は。。。
どうすればいいか?凄く悩みました。自分の会社にもナイショで取った行動は少しずつ、そのお客様との距離を取り始めました。それは仕事を取ってもほとんど利益がない上に、もしクレームを受けたら、その対応にかかる費用が持ち出しになってしまう可能性が高かったからです。そんなリスキーなお客様と付き合うことはないと考えました。但し、もしかすると、今の担当者(お客様)がダメなのかもしれない。だから相手の気分を害すること無く、慎重に距離を置く事を考えていきました。
その後、その会社との関係は良好を保ちながらも、(無理に仕事を取りにはいかず)必死に新規開拓を努め、徐々に新規開拓先から注文を頂けるようになり、一時的に下がっていた売上も、何とか目標の売上のラインまで戻せるようになっていきました。
ほんの数例ですが、このように色んな場面で仕事で悔しくて泣いた事がありました。今となってはいい経験に変わっていますが、当時の僕は「悔し涙」で気持ちは満杯状態でした。ただ、その反面、何とかしてやろうと言う反骨心もありました。
「負けてたまるか」最後はこの言葉が僕の支えになっていたように思います。
仕事は当然ながら組織で動くものなので、勿論、上司などと相談しながら仕事を進めることは否定しません。ただ、場合によっては、局面局面で、自らの判断にゆだねならなければならないことも、仕事をやっていれば多かれ少なかれあるんです。(判断する内容の重要度に関係なく)その場合、優柔不断な態度、対応では、相手に不信感を持たれてしまう可能性があるので、判断する時は判断しなければなりません。
実はそんな時、これまでに流した涙の量が自分自信を助けてくれるのです。
「悔し涙」を流すと言うことは、仕事に対して真剣に向かい合ってきた「証」でもあるのです。
だからどうしても、直ぐに判断を迫られた時でも、冷静に判断出来るようになっているのです。もしくは、どうしても判断するのに会社の判断を仰がなければならない時は、しっかりいつまでに回答する旨を毅然とした態度で失礼なく答えられているのです。(内心では、自分なりの答えを導きだしている)
「悔し涙」を流した分だけ知らない間に強くなっていて自信もついているのです。言い換えれば「人」として成長しているのです。
今日はここまでです。最後まで読んでくれてありがとうございます。
今日も一日良い日でありますように。
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