（入社前）採用面接で応募者の粗を探す面接官

採用の面接を受けてみると分かるのですが、大抵の場合、会社の人事部の方、所属を予定しているその部署の責任者、最後は役員、社長が面接官の任を担っていると思います。

面接の流れは、ほとんど、どこの会社も同じだと思います。

１．事前に提出してある履歴書、職務経歴書をもとにまずは自己紹介を始めます。

２．会社側から会社説明や社歴などの説明

３．会社側からどのような人財を求めているかの説明

４．質疑応答

問題はこの質疑応答の時に人の粗を探すような質問をしてくる人がいるのです。

（粗探し的な質問）

・中途採用であれば前職を辞めた理由をしつこく聞いてくる。

・新卒であれば運動部を途中で辞めてしまった理由をしつこく聞いてくる。

会社側の気持ちは分かります。採用しても直ぐに辞めてしまうのではないか？辞めた理由は正当か否か？ただ実際に当時勤めていた会社の雰囲気など色んな要因があって辞めているケースが多いので、あまり根掘り葉掘り聞いても人を見極める上で参考にならないのです。

（むしろ、前の職場では、どのような形で仕事に取り組んできたのか？新卒であれば、どのような学園生活を過ごしていたのか？話のキャッチボールをすることで、その人の人間性が垣間見えてくるので、この方が有意義なのです）

・家族に関する事を聞いてくる。

例えば家族構成を聞いて家計は誰が養っているのか？両親とか妻が働いていればどこで働いているのか？変に個人情報まで聞いてくるのです。

（そんな話を聞いても意味がないのです。人にはそれぞれ事情があるからです。だからこんな質問をしてくる人は個人的な興味本位しかないのです）

・学生の時に社会人になったらこれをやりたいと言うことがあるのか？

明確なビジョンがないと答えると、何も考えてないの？と馬鹿にしたような態度に出て来るのです。確かに学生の時から自分の中で志をもっている人もいます。でも中には、まずは社会人になってみて、それからって言う人もいるのです。自分の適性は何があっているのか？分からない人もいるのです。質問した面接官だって学生時代に明確なビジョンがあったのか聞きたいくらいです。

（このような質問をしてくるのは、結局の所、人間のマイナス面ばかり見ようとしているのです。だから本業の仕事でもネガティブ思考で仕事に取り組んでいる場合が多いのです）

・人の経歴を見て上から目線で叱責する。

面接官がどのような人生を歩んで来たか分かりませんが、人の経歴を見て平気で叱責してくるのです。失礼のないように、しっかりと自己紹介をしたつもりなのですが、なんで叱責されるのか意味が分からないのです。

（単純に面接に来た人を立場が低い人と見下しているのです。このような人に限って最後は自分が会社のお荷物になっていくのです）

・前の会社に戻ったらと平然と言うのです。

はぁ？って感じです。だったら書類選考で落としてくればいいのにと思ってしまうのです。

（このような質問をする人は、空気が読めない人なのです。失礼な事を言っていることが分からないのです。こういう人は本業の仕事でも失言をしている場合が多いのです）

面接官本人はどう感じているか分かりませんが、このように粗を探すような質問をされると当然ながら場の雰囲気は悪くなります。

そもそも、このような面接官には、頭の中で（今回、応募に来てくれた人を全員採用することは出来ない。でも、もしかしたら将来、当社のお客様になってくれるかもしれないから、こちらも失礼のないように襟を正して面接しないとな。）と言うような考えがないのです。

面接される側だって、どんな会社の雰囲気なんだろう？と見ているのです。そこで、変な質問をされると、イコールその会社に対する変なイメージが出来てしまうので、この会社は辞めておこうとなるのです。

残念ながら、粗を探すような質問をしてくる会社は敬遠した方がいいのです。もし、面接時、粗を探すような質問をした意図を最後に説明してくれる会社なら話は別なのですが、ほぼそんな会社はないので、気を付けて欲しいのです。

今日は僕の経験にもとづいて書いてみました。

今日はここまでです。最後まで読んでくれてありがとうございます。

今日も一日良い日でありますように。