本当の評価

会社

以前のテーマで「人の評価」を取り上げました。結論から言えば人の評価はいいかげんだから気にすることはないのです。ただ、本人の耳には届いていませんが、実は「本当の評価」と言うものがあるのです。今日は、このテーマでいきたいと思います。

人の評価は本当にいいかげんです。その場では、いい評価もあれば悪い評価もあります。これには、個人の主観や好き嫌いなどの要素も入っていたり、その時の置かれている状況にもよるのです。

1.主観=あなたに対するイメージ・価値観

真面目、不真面目、いつも時間にルーズ、明るい、笑顔を絶やさないなど

2.好き嫌い

生理的に合わない、話が合わない、良く気が利く、話していて好感が持てる

3.その時の状況(感情が左右する)

納期に間に合うか不安だったけど、手伝ってくれたから助かった!

・こっちはバタバタでヤバイ状況を知っているはずなのに、手伝ってくれなかった!

仕事をしてると様々な問題や出来事などが起こります。それをひとつひとつクリアーにして、ひとつの仕事を完遂させて、又、次の仕事へと移行していくのですが、平行して「評価」は人事考課システムなどの様々なツールを用いながらされていきますが、最終的には直属の上司の意見が凄く「評価」に影響しているのは間違いないのです。この時の評価って言うのは、上述に書いたように、主観、好き嫌い、その時の状況が多いに反映されているのです。

ここで「本当の評価」とは?となるのです。

本当の評価は、実は、当の本人が会社を定年退職したり途中で会社を退職した時に初めて分かるのです。

そこには、もう当の本人はいないので、変な打算や変なプライドは必要がないから、評価の本音が分かるのです。

どう意味?

みんな現役として仕事している内は、仕事に対する誇り、仕事に対する考え方、仕事に対する向き合い方がそれぞれ違うし、会社に対して「欲」もあるのです。高い給料が欲しい!出世したい!そうなると、簡単に相手を認めることはしないし、ましてや相手を称賛する事はないのです。だから一緒に働いている内は、次のような評価がある意味、普通なのです。

管理職がする部下の評価

・自分から見て、まだまだと思っている者には早く育って欲しいからちょっとの事でも評価する。

・仕事が出来る人は自分から見て自分の地位を脅かすかもしれないから評価はほどほどにする。

社員がする上司の評価

・仕事に対して細かい所まで指摘してくる。うざい。

・自由にやらせてくれるから仕事がやりやすい。扱いやすい。

もちろん中には、その時その時で打算のない正当な評価をする人もいますが、大半は色んな思惑があるのです。

・出世したい。

・給料を上げて欲しい。

・今のまま平穏な職場を維持したい。だから、あまりやる気のある人、仕事が出来る人は自分から遠ざけたい。

と言うような思惑があるのです。

これが、評価される人が定年退職や途中で会社を辞めた時に、初めて本当の評価が漏れ聞こえてくるのです。

◎定年退職した佐藤さんだけど・・・

・佐藤さんが役員までなっていれば会社はもっと変わっていたのに。

・佐藤さんじゃなく、なんで田中さんを出世させたんだろう?だから中西商事からの仕事が減ったんだ。

・佐藤さんが退職する前にもっと仕事のこと聞いておけば良かった。

・佐藤さん真面目でいつも書類とかも整理されていて見やすいよな。

・佐藤さんってお客様の前では絶対にたばこ吸わなかったもんな。

◎途中で辞めた中村さんだけど・・・

・何で辞めたの?会社は止めなかったの?あの人いなくなると会社ヤバイよ。

・中村さん辞めると、村西商事からの仕事は確実に減るな。

・中村さんを何で営業部長にしなかったの?

・お客様や協力会社から評判良かったのに。

と言うように、本音が漏れ聞こえてくるのです。本当の評価は当の本人がいなくならないと見えてこないこれが現実なんです。ただ、これからもこのような事が繰り返されていくんだと思うのです。何故なら、なかなか人は何か見返りがないと、人を褒めたり持ち上げたりはしないのです。つまり自分にメリットを感じないと難しいのです。ここが人間の深い闇の部分なのです。

今日はここまでです。最後まで読んでくれてありがとうございます。

今日も一日良い日でありますように。

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