仕事に優劣をつける人(小さな仕事を大切にしない)

仕事

高額な契約(注文)金額、お客様のブランドネーム、はたまた上司の指示で仕事に優劣をつけてしてしまう残念な人たちがいます。そんな人たちを見てきて僕が思う事を今日は書いて見たいと思います。

(仕事の優劣)

・この仕事、契約(注文)金額も大きいからしっかりやろう!

・この仕事、大手の○○会社からだぜ!

・この仕事、A部長からの指示だから最優先でやろう!

・あ~またこの仕事か!

会社の仕事!面倒くさいな!

・この注文来てますよ!〇〇さん、これやっといて。

人間って何だかんだ言っていろんなものに優劣を付けたがるのかもしれません。仕事もしかりです。問題は仕事に対する意識なのです。どんな会社でもそうですが、仕事をしてその対価としてお客様からお金をいただき、その利益の中からみなさんに支払うお給料になっていくのです。お給料もボーナスも、その繰り返しなのです。この意識を強くもっていると、、、、、どんな仕事でも、自分に来た仕事は必ず目を通して確認するようになります。

・納期は大丈夫か?あれ!随分、納期短いな~。間に合うかな?(確認)

・えっ!この仕事、いつも来ている注文みたいだけど、ちょっといつものニュアンスと違うからお客様に連絡しよう。(確認)

・契約(注文)金額が大きいけど利益は薄いから、効率良くやらないと利益でないな~。(段取りと原価意識)

・大手の○○会社の仕事か?難しい内容のわりには利益薄いから、なるべく人を掛けないようにやろう。(段取り原価意識)

・A部長の仕事か?細かい所まで仕事の内容を詰めているのかな?やっぱり、詰めていない部分があるな。あとは、こちらで任せてもらおう。A部長には了解をもらっておこう。(根回し)

今の時代、なかなか十分な利益を確保できる仕事はないのです。一見、金額の大きい仕事ならそれなりに利益も出るだろうと、安易に考えて、人をたくさん配置して万全を期するやり方をする人もいますが、実は金額の大きい仕事や大手会社の仕事ほど、薄利な仕事が多いのです。だからちょっと気を抜くと直ぐに赤字に転落なんてザラなんです。勿論、金額の小さい仕事やいつも定期的に来る注文も同じなんです。だから仕事に優劣をつけること自体がナンセンスなんです。

仕事に対する意識の低さ、原価に対する意識の低さ=利益が出ない。と言う構図になっているのです。意識って凄く大事なんです。

ただ、この意識づけをどのように植え付けるか?常にモチベーションを高めるためにどのような手を打つか?ここで管理者の役目が非常に重要になってくるのです。

管理者自身の意識が低いと以心伝心で、その部下たちも意識が低下していくのです。そうなると会社の体力もなくなっていくのですが、、、、、意識が低い管理者は全くこのことに気付かないのです。

意識の低い管理者の特徴

・仕事ごとの原価管理があいまい。

・自分の思いれがあるお客様や仕事に執着があり過ぎて利益度外視でやろうとする。

・しっかり物件ごとに内容を確認をしない。

・どんぶり勘定な為、適格な指示・指導が部下に出来ない。

・人の意見に耳をかさない。

・責任感が薄い

と、ホントに?と思いたくなるのですが、僕が見てきた意識の低い管理者の人たちの特徴です。こんな管理者の下で働いている部下も決して尊敬している訳ではないのですが、不思議なもので、その管理者に行動・言動・考えが、似てくるのです。結果的に仕事に優劣をつける人が増えていき、、、、、

「まっ。こんなもんでいいでしょ。」と、自分の中でのゴールを勝手に決めて納得しているのです。

=えっ!本当にそれでいいの?まずいよ?これじゃお客様は納得しないよ。と感じることすら出来ないのです。=

最悪の場合、クレームが来たらやり直せばいいんでしょ!と開き直るのです。

=おいおい。それじゃ君の給料でないよ。と思わないのです。

さてさて、困ったもんですが、仕事に優劣をつける人の末路はこうなります。

・面と向かって言う人はいませんが、静かに信用がなくなっていきます。

・信用がなくなっているので、その人の仕事には、例えば、協力会社に頼んだ場合、必然的に単価が高くなっている。

・上司に気に入られて出世する人もいますが、出世すると会社として結果を求められる内容もどんどん高くなるので、そのプレッシャーに押しつぶされてしまうんのです。

・社歴も長くなってくると、出世もしないし、人もよそよそしくなり、ようやく周りの評価もあまり良くないと言うことが自分でも気付くのですが、時は既に遅しで、定年まで会社にしがみつくようになる。

残念ですが、一度、身体に染みついた考えは、自分で気付くことは難しく、誰かに指摘を受けても中々、直そうとしません。それが正しいと思っているからなのです。

じゃどうすればいいの??となりますが、「このままでいいのか?」と自分の中で見直してみることです。

そこで、「ちょっとおかしい。」「この仕事のやり方でいいのか?」と言うように自分の中で疑問を持つことが出来れば、自分を変えられるチャンスなんです。

今日のテーマを読んでもらって、何となく、自分が当てはまるな~と思ったら・・・・・「今、自分がやっていることは正しいのか?」自分の心の中で唱えて見て下さい。自己診断の始まりです。

今日はここまでです。最後まで読んでくれてありがとうございます。

今日も一日良い日でありますように。

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